胃がんとは|症状・検査・治療・生活までを医師監修で解説する総合ガイド
胃がんは、日本人に最もなじみの深いがんのひとつです。国立がん研究センターの統計によると、胃がんは男性で罹患数第2位、女性でも上位に位置しており、年間約10万人前後が新たに診断されています(2019年データ)。一方で、ピロリ菌除菌の普及や内視鏡検診の浸透により、早期発見・早期治療につながるケースも増えています。
このページでは、「胃がんとはどういう病気か」という基礎から、症状・検査・ステージ・治療法・副作用・食事・緩和ケアまで、患者さんとご家族が知りたい情報を体系的にまとめています。診断・治療方針については必ず主治医にご相談ください。
この記事のポイント
- 胃がんは早期発見・早期治療ほど治癒率が高い一方、初期は無症状のことがあります。
- ピロリ菌感染、塩分の高い食事、喫煙、飲酒、家族歴などがリスク因子です。
- 検査は胃カメラ・生検を中心に、CT・EUS・血液検査などを組み合わせて行います。
- 治療は内視鏡的切除、手術、薬物療法、免疫チェックポイント阻害薬などから選択されます。
- 食事・栄養・緩和ケア・地域連携も含めた長期的な支援が重要です。
大切な注意
本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療方針を示すものではありません。症状や治療についての判断は、必ず主治医・専門医にご相談ください。
胃がんとは?まず知っておきたい基礎知識
胃がんの定義と発生する場所
胃がんは、胃の内側を覆う粘膜の細胞が異常増殖し、悪性腫瘍(がん)になった状態を指します。胃は食道と十二指腸の間に位置するJ字型の臓器で、噴門部(食道との境)・胃体部(胃の中央)・幽門部(十二指腸との境)に大きく分かれます。がんは胃のどの部位にも発生しますが、特に幽門部付近に多い傾向があります。
胃がんの主な種類と「スキルス胃がん」「4型胃癌」とは
胃がんの大部分(約90〜95%)は腺がん(腺癌)です。腺がんはさらに分化型と未分化型に分類され、増殖パターンや悪性度が異なります。
特に注意が必要な種類としてスキルス胃がん(スキルス性胃がん)があります。これは胃壁全体に浸潤しながら広がるタイプで、内視鏡で観察しても粘膜の変化が目立ちにくく、発見が遅れることがあります。日本胃癌学会の分類では4型胃癌と呼ばれ、びまん浸潤型とも表現されます。胃壁が硬く厚くなる(石灰化したような硬さ)ため、「スキルス(硬い革)」という名が由来です。
スキルスがん・スキルス癌は他の臓器にも使われる用語ですが、一般的には胃のスキルスを指すことが多く、進行が速く予後が厳しい傾向があることが知られています。
胃がんの原因とリスク要因
胃がんの原因と関連しやすい要因を整理した研究では、以下が主要なリスク因子として挙げられています。
- ピロリ菌(Helicobacter pylori)感染:最大のリスク因子。感染者は非感染者に比べてがんの発生リスクが数倍〜数十倍高いとされます。
- 塩分の高い食事・塩蔵食品の多食:胃粘膜への刺激が蓄積します。
- 喫煙:胃がんリスクを約1.5〜2倍高めると報告されています(国立がん研究センター)。
- 飲酒:リスク上昇と関連が示されています。
- 遺伝的素因:家族歴がある場合はリスクが高まる可能性があります。
スキルス性胃がんの原因については、CDH1遺伝子変異などが一部の家族性例で報告されていますが、多くは散発性(特定の遺伝子異常が確認されない場合)です。
胃がんになりやすい人の傾向
- ピロリ菌に感染している・していた(既往がある)
- 50歳以上(特に男性)
- 長年の喫煙歴・高塩分食
- 胃潰瘍・萎縮性胃炎の既往
- 家族(特に第一度近親者)に胃がん患者がいる
スキルス胃がんは比較的若い世代(30〜40代)にも見られ、女性の割合が他のタイプより高いとされています。
胃がん全体像をつかむためのポイント
胃がん基礎知識の全体像を理解するうえで重要なのは、「早期発見・早期治療ほど治癒率が高い」という事実です。ただし、スキルス胃がんのように症状が出にくいタイプも存在するため、定期的な検診の習慣が重要です。
胃がんの症状・初期サイン
胃がんでみられる症状の全体像
胃がんの症状は多様です。胃がんの症状・初期サインとして主に報告されるものを以下にまとめます。
- 上腹部の違和感・痛み・圧迫感
- 食欲不振
- 体重減少
- 吐き気・嘔吐
- 黒色便(タール便)または血便
- 貧血(動悸・息切れ・顔色不良)
- 食べ物がつかえる感じ(嚥下困難)
胃がんの初期症状で気づきやすい変化
胃がんの症状とは?初期サインと受診の目安を解説でも述べているとおり、早期胃がんは無症状のことが多いです。しかし、「食後の胃もたれが続く」「食欲が落ちてきた」「体重が知らぬ間に減っている」といった変化が最初のサインになることがあります。
スキルス胃がん・スキルス性胃がんでみられやすい症状
スキルス胃がんの初期症状は非常に乏しく、「何となく胃の調子が悪い」程度のことが多いです。進行すると、胃が硬くなるため食事が入らない・少量で満腹感が出る、腹部膨満感、腹水による腹部の張りなどが現れることがあります。スキルス胃がんの初期での画像診断(内視鏡やCT)でも変化が捉えにくい場合があり、これがスキルス性胃がんの症状が「出にくい」とされる理由のひとつです。
症状が出にくい場合に注意したいこと
胃がんは初期には症状が出ないことが多いため、症状の有無だけで判断するのは危険です。特にピロリ菌感染歴がある方、高塩分食の習慣がある方、家族歴がある方は、自覚症状がなくても定期的な検診を受けることを検討してください。
受診を急いだほうがよい症状
- 黒色便・血便・大量の吐血
- 急激な体重減少(1〜2か月で数kg以上)
- 強い腹痛・腹部の急激な膨満
- 貧血症状(ふらつき・失神)
胃がんの検査・診断
胃がんの検査・診断の流れは、症状や検診結果を受けて順に行われます。
胃がんが疑われたときに行う検査
| 検査の種類 | 目的 |
|---|---|
| 上部消化管内視鏡(胃カメラ) | 粘膜の直視・生検 |
| 上部消化管X線(バリウム) | 病変の形態評価(スクリーニング) |
| CT検査 | 深達度・転移の評価 |
| 超音波内視鏡(EUS) | 胃壁の深さの詳細評価 |
| PET-CT | 転移・再発の全身評価 |
| 血液検査・腫瘍マーカー | 補助的評価(CEA、CA19-9 など) |
胃がん検査の種類と検査でわかることも参考にしてください。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)でわかること
内視鏡は胃の粘膜を直接観察できる最も重要な検査です。病変が見つかった場合は組織の一部を採取する生検(バイオプシー)を行い、病理診断によってがん細胞の有無・タイプを確定します。
生検と病理診断の役割
採取した組織は病理医が顕微鏡で観察し、がんの確定診断・タイプ(分化型・未分化型)を決定します。スキルス胃がんでは、粘膜に変化が乏しいため生検でがん細胞が検出されないことも稀にあり、複数回の検査が必要な場合もあります。
CT・超音波・PETなど画像検査の位置づけ
CTや超音波内視鏡は、がんが胃壁のどの深さまで達しているか(深達度)、リンパ節や他臓器への転移の有無を評価するために用いられます。PET-CTは転移が疑われる場合や術前評価に使われます。
血液検査や腫瘍マーカーの使われ方
腫瘍マーカー(CEA・CA19-9など)は単独での診断には用いられませんが、治療効果の評価や経過観察の参考として補助的に使われます。
診断の流れと注意点
内視鏡→生検→画像検査という一連の流れで、がんの確定診断とステージ(進行度)の判断が行われます。
胃がんの検診・予防・リスク
胃がんの検診・予防・リスクの詳細は別ページで解説しています。
胃がん検診の対象と検査方法
日本では40歳以上を対象とした胃がん検診が推奨されています(バリウム検査または内視鏡検査)。一部の自治体では50歳以上を対象に内視鏡検診を実施しています。
ピロリ菌と胃がんリスク
ピロリ菌(Helicobacter pylori)の除菌治療は、胃がん発生リスクを一定程度低下させることが複数の研究で示されています。ただし、除菌後も定期的な内視鏡検診を続けることが重要です。
胃がんリスクを下げるためにできること
- ピロリ菌の検査と除菌
- 塩分摂取の抑制(目安: 成人男性7.5g未満/日)
- 野菜・果物の摂取
- 禁煙・節酒
- 定期的な内視鏡検診
胃がんのステージ・分類・進行度
TNM分類とは
胃がんの進行度はTNM分類で表されます。TNMとは以下の3要素の頭文字です(日本胃癌学会の胃癌取扱い規約・UICC分類に基づく)。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| T(Tumor) | 原発腫瘍の胃壁への深達度(T1〜T4) |
| N(Node) | リンパ節転移の有無・個数(N0〜N3) |
| M(Metastasis) | 遠隔転移の有無(M0・M1) |
胃がんのステージの見方
| ステージ | 概要 |
|---|---|
| I期(IA・IB) | 粘膜〜筋層内に留まる早期段階 |
| II期(IIA・IIB) | 胃壁深部またはリンパ節転移を伴う |
| III期(IIIA〜IIIC) | 高度なリンパ節転移や隣接臓器への浸潤 |
| IV期 | 遠隔転移(肝・肺・腹膜など)あり |
胃がんステージ4の考え方と治療の基本も合わせてご参照ください。
早期胃がんと進行胃がんの違い
早期胃がんは、がんが粘膜または粘膜下層に留まるものを指し(リンパ節転移の有無は問わない)、内視鏡的切除や手術による根治が期待できます。進行胃がんは筋層より深く浸潤したものを指します。
胃がんのステージ・分類・進行度の詳細は専用ページで解説しています。
胃がんの治療の選択
胃がんの治療の選択は、ステージ・病変の部位・患者さんの全身状態・希望などを総合して決定されます。
| 治療法 | 主な適応 |
|---|---|
| 内視鏡的切除(ESD/EMR) | 早期胃がん(T1a・一部T1b) |
| 外科手術 | 切除可能なStage I〜III |
| 薬物療法(化学療法) | 進行・再発、術前・術後補助 |
| 放射線療法 | 補助的(出血・疼痛緩和など) |
| 免疫チェックポイント阻害薬 | 進行・再発例の一部 |
胃がん治療の基本方針
胃がん治療の選択肢と自分に合う考え方も参考にしてください。
免疫療法・自由診療を考える前に知っておきたいこと
免疫チェックポイント阻害薬(ニボルマブ・ペムブロリズマブなど)は、一定の条件を満たす進行・再発胃がんに対して保険診療として使用されるケースがあります。一方、自由診療で提供される免疫療法(樹状細胞療法・NK細胞療法など)については、現時点で科学的な有効性が確立されていないものも多く、費用・効果・リスクを慎重に確認することが重要です。治療選択は必ず主治医と相談のうえ行ってください。
胃がんの手術
胃がんの手術の詳細は専用ページで解説しています。
胃がん手術の種類
- 幽門側胃切除術:胃の下部(幽門側)を切除。最も多い術式。
- 胃全摘術:胃をすべて切除。上部のがんや広範囲に及ぶ場合。
- 噴門側胃切除術:胃の上部(噴門側)を切除。
腹腔鏡手術・ロボット支援手術の位置づけ
早期〜限局した胃がんでは腹腔鏡下手術が広く行われ、開腹手術に比べて創が小さく、術後の回復が早い利点があります。ロボット支援手術(ダヴィンチなど)はさらに精密な操作が可能で、普及が進んでいます。
手術後に気をつけたい合併症
- ダンピング症候群(食後の動悸・冷や汗・下痢)
- 逆流性食道炎
- 体重減少・低栄養
- 腸閉塞(イレウス)
胃がんの薬物療法・抗がん剤
胃がんの薬物療法・抗がん剤の全般は専用ページで詳しく解説しています。
薬物療法の目的
術後の再発予防(補助化学療法)、術前の腫瘍縮小(周術期化学療法)、進行・再発例での延命・症状緩和が主な目的です。
抗がん剤の種類と使われる場面
胃がんの抗がん剤治療で知っておきたいことでも解説のとおり、フッ化ピリミジン系薬(S-1・カペシタビンなど)・プラチナ系薬(オキサリプラチン・シスプラチン)・タキサン系薬(パクリタキセルなど)が使われます。
分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬の位置づけ
HER2陽性胃がんではトラスツズマブ(分子標的薬)が標準治療に組み込まれています。また、PD-L1発現・MSI-High・EBV陽性などの条件に応じて免疫チェックポイント阻害薬が適応となります(MK-6482などの試験薬も研究が続いています)。
胃がんの副作用・合併症ケア
胃がんの副作用・合併症ケアの詳細は専用ページをご参照ください。
代表的な副作用の種類
- 骨髄抑制(白血球減少・貧血・血小板減少)
- 吐き気・嘔吐・食欲不振
- 口内炎・口腔粘膜炎
- 脱毛(使用する薬剤による)
- 末梢神経障害(しびれ・感覚鈍麻)
- 倦怠感
口内炎があるときの治療中の対処法も合わせてご参照ください。
副作用がつらいときの相談先
副作用の管理は担当医・がん専門看護師(がん化学療法看護認定看護師)・薬剤師がチームで対応します。我慢せずに早めに伝えることが重要です。
胃がんの再発・転移
胃がんの再発・転移については専用ページで詳しく解説しています。
胃がんでみられる転移の部位
胃がんが転移しやすい場所と確認のポイントで解説のとおり、胃がんは肝臓・腹膜・リンパ節・肺などに転移しやすい傾向があります。腹膜播種はスキルス胃がんで特に多くみられます。
再発リスクと経過観察の考え方
術後は定期的なCTや内視鏡検査で再発の有無を確認します。再発リスクはステージや病理所見によって異なります。
胃がんの生存率・予後・余命
生存率・予後の見方
胃がんの生存率・予後・余命の詳細は専用ページで解説しています。胃がん生存率の見方と治療後の経過も参考にしてください。
国立がん研究センターがん統計(2022年公開データ)によると、胃がんの5年相対生存率は全ステージを合わせておよそ65〜70%程度です。
| ステージ | 5年相対生存率(参考値) |
|---|---|
| I期 | 約90%以上 |
| II期 | 約70〜80% |
| III期 | 約40〜60% |
| IV期 | 約10〜20% |
統計データを見るときの注意点
これらの数値はあくまで集団としての統計であり、個々の患者さんの予後を示すものではありません。治療の進歩により生存率は変化しており、古いデータが含まれる場合もあります。余命・予後については、必ず担当医に最新の状況をもとに相談してください。
胃がん全摘出後の高齢者の生活と余命の考え方も参考になります。
胃がんの食事・栄養・生活
胃がんの食事・栄養・生活の詳細は専用ページで解説しています。
治療中・治療後の食事の基本
胃がんの食事で意識したい栄養と工夫でも述べているとおり、治療中は消化しやすく栄養価の高い食事を少量ずつ摂ることが基本です。
胃を切除した後の食べ方の工夫
- 1日5〜6回の少量分食
- よく噛んでゆっくり食べる
- 食後はしばらく横にならない(逆流・ダンピング予防)
- 甘いもの・高浸透圧食品を一度に多量に取らない
日常生活・仕事・運動の考え方
体力の回復に合わせて徐々に活動量を増やすことが推奨されます。仕事への復帰時期は、手術や治療の内容・職種によって異なるため、担当医・医療ソーシャルワーカー(MSW)に相談しながら判断してください。
胃がんの緩和ケアとこころの支え
緩和ケアはいつから考えるか
緩和ケアは終末期だけでなく、診断を受けたときから並行して始めることが推奨されています(厚生労働省 がん対策基本計画)。痛み・吐き気・不安などの症状を和らげ、生活の質(QOL)を維持することが目的です。
患者さん本人のこころのケア
がんの診断後に抑うつ・不安が生じることは珍しくありません。精神腫瘍科(サイコオンコロジー)・心療内科・がん相談支援センターへの相談が助けになることがあります。
地域連携・在宅医療の活用
退院後の生活支援・在宅医療については、担当病院のMSWや地域の在宅医療機関に相談することで、住み慣れた環境でのケアが可能になる場合があります。
当院での診療から
当院(AIプラスクリニックたまプラーザ)では、消化器内視鏡センターを設け、鎮静下(うとうとした状態)での胃カメラ・大腸カメラを日常的に実施しています。検査中の苦痛を最小限にした環境で、粘膜の微細な変化まで丁寧に観察します。内視鏡所見でがんや疑わしい病変が見つかった場合には、地域の基幹病院(消化器外科・腫瘍内科を有する医療機関)への速やかな紹介を行います。紹介後も地域連携クリティカルパスを通じて術後フォローを継続し、患者さんが地域で安心して療養できる体制を支援しています。また、在宅療養支援診療所として、在宅での緩和ケア・看取りにも対応しており、病院からご自宅への移行をチームで支えます。「検査結果が不安」「どこに相談すればよいかわからない」という段階からお気軽にご相談ください。
受診・相談の目安
早めの受診を勧める症状
- 胃の違和感・もたれ・痛みが2週間以上続く
- 原因不明の体重減少(1〜2か月で2〜3kg以上)
- 食欲が著しく低下している
- 貧血(健診で指摘された)
救急受診を検討したほうがよい症状
- 大量の吐血、または黒色タール便
- 突然の激しい腹痛
- 意識が遠くなるほどのふらつき・失神
健診で異常を指摘されたときの対応
健診のバリウム検査や胃内視鏡で「要精密検査」と指摘された場合は、速やかに消化器科を受診してください。「経過観察」と言われた場合でも、気になる症状があれば早めに相談することをお勧めします。
何科を受診すればよいか
消化器内科・消化器外科が専門科です。まずかかりつけ医や内科に相談しても構いません。
よくある質問(FAQ)
Q. 胃がんは初期症状がないこともありますか?
はい。早期胃がんの多くは無症状です。これが胃がんを「発見が遅れやすいがん」とする理由のひとつです。定期的な内視鏡検診が早期発見の重要な手段となります。
Q. スキルス胃がんとは何ですか?
スキルス胃がん(スキルス性胃がん)は、がん細胞が胃壁の中を広く這うように浸潤するタイプで、胃の内側の粘膜の変化が目立ちにくいのが特徴です。日本胃癌学会の分類では「4型胃癌」と呼ばれます。進行が速いことが多く、腹膜播種を来しやすい傾向があります。比較的若い世代・女性にも見られます。スキルス胃がんの原因は完全には解明されていませんが、ピロリ菌感染や遺伝的要因が関与することが知られています。
Q. 胃がんの原因で多いものは何ですか?
最も重要なリスク因子はピロリ菌(Helicobacter pylori)感染です。その他、塩分の多い食事・喫煙・飲酒・遺伝的素因などが複合的に関与します。
Q. 胃がんの治療は手術が必ず必要ですか?
早期の胃がんは内視鏡的切除(ESD・EMRなど)で切除できる場合があります。また、進行・再発例では薬物療法が治療の中心となります。治療法は病変の状態や患者さんの状況によって異なりますので、担当医とよく相談してください。
Q. 胃がんと診断されたら最初に何を確認すべきですか?
①がんの種類(組織型)、②ステージ(進行度)、③治療の選択肢とそれぞれのメリット・デメリット、④治療を行う医療機関(必要であれば専門施設への紹介)を確認することをお勧めします。セカンドオピニオンを求めることも重要な権利です。
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参考文献・出典
本記事の監修医師
医師(医学博士) / AIプラスクリニックたまプラーザ 監修医
専門: 消化器・内科(消化器外科/内視鏡/一般内科)
略歴
1988年 福島県立医科大学医学部卒業・医師免許取得。1997年 同大学大学院修了・博士号取得。国立国際医療研究センター、東京新宿メディカルセンター、NTT東日本関東病院、横浜市立大学関連病院、国立病院機構横浜医療センター外科医長・救命救急センター副部長、済生会若草病院(横浜市)外科部長・内視鏡センター・診療部長を歴任。丸亀医療センター・佐々木病院副理事長、日立おおみか病院理事を経て現在に至る。
公的役割
厚生労働省「地域連携クリティカルパスモデルの開発」班研究員 / 全国保健所長会 地域連携パス推進班アドバイザー / 神奈川県がん診療連携協議会 地域連携クリティカルパス部会 相談役
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免責事項
本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療方針を示すものではありません。症状や治療についての判断は、必ず主治医・専門医にご相談ください。記載内容は公開時点の公的情報・診療ガイドラインに基づいており、最新情報は国立がん研究センター「がん情報サービス」等でご確認ください。