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褥瘡ステージ写真を探す前に知りたい見分け方

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褥瘡ステージ写真を探す前に知りたい見分け方|AIプラスクリニックたまプラーザ


褥瘡ステージ写真を探す前に知りたい見分け方

写真で照らし合わせたくなるお気持ちは自然ですが、まず大切なのは「何を見れば重さの目安になるか」を知ることです。褥瘡(床ずれ)は、赤みの段階で気づけることもあれば、見た目より深く進んでいることもあります。自己判断に迷うときは、写真検索より先に、見分け方の基本を押さえておくと安心です。

まず褥瘡の見分け方で押さえたい基本

褥瘡とは何か?在宅介護で悪化を防ぐために もあわせてご覧ください。

褥瘡は、圧迫やずれで皮膚とその下の組織への血流が悪くなり、傷ができる状態です。高齢の方では、痛みをうまく伝えられないこともあり、家族が「ただの赤みかな」と見過ごしてしまうことがあります。
ステージとは重症度の目安で、皮膚の表面だけか、深い組織まで及んでいるかを見て判断します。ただし、写真だけで確定するのは難しく、診察が前提です。

写真を探し始める前に多い、家族の気づき方

多くの方は、次のような場面で検索を始めます。

  • おしり、かかと、背中に赤みができた
  • 体位変換をしても赤みが消えにくい
  • 皮膚が紫色っぽい、硬い、熱をもつ
  • びらんや水ぶくれが出てきた
  • 介護ベッドや車いすの時間が長くなった

この段階では、写真の見比べよりも、「消える赤みか」「押しても色が戻らないか」「痛みや熱感があるか」を見ていく方が実用的です。判断に迷うときは、訪問診療や訪問看護に早めに相談すると、処置と体位調整を同時に進めやすくなります。必要に応じて、在宅医療の相談の流れ訪問診療の全体像 を確認しておくと見通しが立ちます。

褥瘡ステージを見分けるときの目安

褥瘡は、見た目の変化を中心に次のように考えます。

目安 見え方の例 家族が気づきやすい点
早い段階 赤みがあるが皮膚は保たれている 押しても白くならないことがある
浅い傷 皮膚の表面がむける、浅いびらん しみる、痛がることがある
深くなった状態 皮膚の下がえぐれたように見える くぼみ、滲出液、におい
さらに進行 黒っぽいかさぶた、壊死がある ただの擦り傷に見えにくい

ポイントは、赤いから軽いとは限らないことです。 皮膚表面が保たれていても、深部で傷が進んでいる場合があります。
また、発赤が長く続くときは、日常のケアだけで様子を見るより、医療者の評価が役立ちます。褥瘡は、皮膚だけでなく栄養状態や動ける時間、寝返りのしやすさとも関係します。厚生労働省の在宅医療の推進介護保険制度 でも、在宅での多職種連携の重要性が示されています。

混同しやすい皮膚トラブルとの違い

褥瘡と間違えやすいものには、かぶれ、湿疹、むくみによる皮膚の張り、こすれ傷などがあります。見分けの難しさは、写真よりも場所・経過・圧迫の有無にあります。

似ているもの ちがいのヒント
かぶれ おむつやテープが触れる範囲に広がりやすい
こすれ傷 表面が浅く、圧迫を外すと軽快しやすい
皮膚のむくみ 両側に出やすく、熱感が少ないことがある
皮下出血 ぶつけた覚えがなくても紫色に見える

尿カテーテル(尿を外へ出すための管)やおむつの当たりで皮膚がふやけ、褥瘡と紛らわしくなることもあります。排泄ケアが関わる場合は、ストーマがある親の在宅介護で確認したいケアの基本 の考え方も参考になります。
また、在宅での処置に使う注射器(薬液を吸って入れる器具)は、見た目の不安と結びつきやすいですが、褥瘡では器具よりも皮膚の状態の評価が中心です。

家族が見落としがちなサイン

褥瘡は「見える傷」より先に、体の変化が出ることがあります。

  • 寝返りの回数が減った
  • 同じ姿勢を嫌がるようになった
  • 食欲が落ちた
  • 体重が減った
  • かかとや尾てい骨が冷たい、硬い、痛がる

特に、食事量の低下ややせは治りにくさにつながります。褥瘡は局所の問題だけでなく、栄養・脱水・感染・持病の影響も受けます。家族だけで抱え込まず、訪問看護や訪問診療を早めに使う方が、結果的に悪化予防につながることがあります。

在宅医療と褥瘡ケアはどうつながるか

褥瘡があるとき、在宅医療では創部の処置だけでなく、体位変換、栄養、痛みの確認、必要時の処方調整まで一緒に考えます。
在宅医は、病院からの退院支援の段階で関わることもあります。退院日が急に決まると、家族だけで療養先を決めるのは大変です。病院からは「自宅か施設か」の二択に見えても、在宅医療を入れると自宅療養の難易度が下がる場合があります。

当院の在宅診療の現場から

病院の地域連携室や医療ソーシャルワーカーからご紹介を受け、退院前カンファレンスに参加して在宅へ引き継ぐことが多くあります。退院当日からの訪問診療開始にも対応し、24時間の連絡体制で、退院直後に不安定になりやすい時期の急変にも夜間・休日で備えています。消化器内視鏡やエコーの経験を活かし、栄養管理、嚥下評価、胃ろう管理、在宅酸素にも対応します。地域の訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所と連携し、たまプラーザ・あざみ野・美しが丘・新石川など横浜市青葉区を中心に、隣接する都筑区・川崎市宮前区もご相談に応じています。

受診・相談の目安

次のような場合は、自己判断を続けず相談をおすすめします。

  • 赤みが2日以上続く、または広がっている
  • 水ぶくれ、ただれ、黒ずみがある
  • 痛み、熱感、におい、浸出液が増えてきた
  • 体位変換やオムツ交換のたびに皮膚が悪化する
  • 通院が難しく、家族の介護負担が大きい

この段階では「まだ相談するほどでは」と感じる方が多いのですが、在宅医療は状態が悪化してからでは選択肢が狭まります。情報だけ聞いてみる、という使い方で構いません。ご不安があれば、ご予約・お問い合わせ からご相談ください。

よくある質問

Q. 褥瘡の写真だけでステージはわかりますか?

完全にはわかりません。皮膚の色、深さ、周囲の熱感、痛み、経過をあわせて見ます。写真は参考にはなりますが、診察の代わりにはなりません。

Q. 赤いだけなら様子見でよいですか?

押しても白くならない赤みや、数日続く赤みは注意が必要です。体位変換や除圧をしても改善しない場合は、早めに相談してください。

Q. 褥瘡があると入院が必要ですか?

必ず入院とは限りません。自宅で対応できることもありますが、感染が疑われる、痛みが強い、処置が難しい場合は病院評価が必要です。

Q. 家族だけで相談してもよいですか?

はい、可能です。ご本人が来院できない場合でも、状態や介護状況を伺いながら、在宅医療や訪問看護の使い方を一緒に整理できます。

Q. どのくらいで相談すべきか迷います

「少し気になる」段階で十分です。早めに相談しておくと、体位変換や栄養、保護材の考え方を整理しやすくなります。

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参考文献・出典

本記事の監修医師

佐藤 靖郎(さとう やすお)

医師(医学博士)/AIプラスクリニックたまプラーザ 監修医/専門: 消化器外科・消化器内視鏡/一般内科/在宅医療・高齢者医療・がん緩和ケア・心不全・呼吸不全。

略歴: 1988年 福島県立医科大学医学部卒業、医師免許取得。1997年 同大学大学院修了、博士号取得。国立国際医療研究センター、東京新宿メディカルセンター、NTT東日本関東病院、横浜市立大学関連病院、国立病院機構横浜医療センター外科医長・救命救急センター副部長、済生会若草病院(横浜市)外科部長・内視鏡センター・診療部長を歴任。丸亀医療センター・佐々木病院副理事長、日立おおみか病院理事を経て現在に至る。

公的役割: 厚生労働省『地域連携クリティカルパスモデルの開発』班研究員、全国保健所長会 地域連携パス推進班アドバイザー、神奈川県がん診療連携協議会 地域連携クリティカルパス部会 相談役。

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本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個々の患者さんの診断・治療を代替するものではありません。症状や治療方針の判断は、必ず主治医にご相談ください。制度・費用は改定される場合があります。最新の情報は各自治体・保険者の窓口でご確認ください。


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