粘液便とは?まず知っておきたい基本

粘液便とは、便に透明〜白っぽい粘液が混じって見える状態です。粘液そのものは腸の粘膜を保護するために分泌されるものですが、量が増えたり、下痢・腹痛・血便などを伴ったりする場合は、腸の不調や炎症のサインとして考える必要があります。
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粘液便が出る主な原因

1. 腸炎(感染性胃腸炎など)

胃腸炎のページでは、下痢の性状として「水様便」「泥状便」「粘液便(粘液が混じる)」「血便」が挙げられています。胃腸炎では、嘔吐・下痢・腹痛が中心で、多くの場合は発熱も伴います。粘液便は、腸の粘膜に炎症が起きたときの反応のひとつとして理解できます。
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2. 過敏性腸症候群(IBS)

IBSは、内視鏡検査や血液検査などで明らかな異常が見つからないにもかかわらず、慢性的な腹痛や便通異常が続く「機能性消化管疾患」です。AIプラスクリニックたまプラーザのIBS関連ページでは、粘液便はIBSの随伴症状のひとつとして位置づけられています。腹痛、下痢、便秘、下痢と便秘の交替、腹部膨満感、残便感などを伴う場合があります。
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3. 炎症性腸疾患(代表例:潰瘍性大腸炎)

潰瘍性大腸炎は、大腸粘膜に慢性的な炎症と潰瘍を起こす炎症性腸疾患です。確認できた出典では、便性状として「水様便、粘液便、血便」、さらに特徴的な症状として「鮮血便、粘血便(血液と粘液が混じった便)」が挙げられています。単なる便性状の変化ではなく、炎症そのものが強く関与する点が、IBSとの大きな違いです。
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腸炎・IBS・炎症性腸疾患の違い

腸炎の特徴

腸炎では、嘔吐・下痢・腹痛が中心で、発熱を伴うことが多く、下痢は通常3〜7日、長い場合は2週間程度続くとされています。感染性の胃腸炎では脱水に注意が必要で、症状の経過は比較的急性です。
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IBSの特徴

IBSでは、腹痛や腹部不快感、下痢・便秘・交替型の便通異常、腹部膨満感、残便感、粘液便などがみられます。一方で、IBSは器質的異常がないことが前提であり、血便、発熱、体重減少、夜間症状などの「アラームサイン」がある場合は、IBS以外の病気を考える必要があります。
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炎症性腸疾患の特徴

潰瘍性大腸炎の出典では、下痢は1日5〜20回以上、重症例では30回以上になることがあり、3週間以上持続し、夜間下痢も多いと説明されています。また、テネスムス(しぶり腹)を伴い、便意があるのに便がほとんど出ない、または少量の粘血便のみが出ることもあります。持続性、血便、夜間症状は、IBSとの重要な違いです。
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受診を考えたい症状

粘液便だけで様子を見るか、受診したほうがよいかは、ほかの症状があるかどうかで判断が変わります。AIプラスクリニックたまプラーザの各ページでは、以下のような症状が受診の目安として挙げられています。

  • 血便がある(鮮血便・黒色便を含む)
  • 発熱がある
  • 体重減少がある
  • 強い腹痛を伴う
  • 夜間に腹痛や下痢で目が覚める
  • 症状が2週間以上続く
  • 50歳以上で初めて便通異常が出た
  • 大腸がんや炎症性腸疾患の家族歴がある

これらはIBSではなく、炎症性腸疾患や他の器質的疾患を示唆する可能性があるため、早めの受診が勧められます。
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すぐに受診したい危険サイン

胃腸炎では、重度の脱水、血便、39℃以上の高熱、持続する嘔吐で水分が取れない、激しい持続的な腹痛、意識障害などがあれば救急受診が必要とされています。潰瘍性大腸炎では、大量の血便、6時間以上続く激しい腹痛、38.5℃以上の高熱、腹部膨満、頻脈、意識混濁、ショック症状が緊急受診の目安です。
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FAQ

Q1. 粘液便だけならIBSと考えてよいですか?

いいえ。粘液便はIBSでもみられますが、腸炎や炎症性腸疾患でも起こりえます。特に血便、発熱、体重減少、夜間症状がある場合は、IBSと決めつけず受診が必要です。
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Q2. 腸炎の粘液便はどれくらい続きますか?

胃腸炎のページでは、下痢は通常3〜7日、長い場合は2週間と説明されています。これを超えて続く場合や、血便・高熱・脱水がある場合は受診を考えるべきです。
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Q3. 炎症性腸疾患を疑う特徴はありますか?

確認できた出典では、潰瘍性大腸炎で水様便、粘液便、血便、粘血便、3週間以上続く下痢、夜間下痢、しぶり腹などが特徴として示されています。持続性や血便の有無は大きな手がかりです。
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まとめ

粘液便は、腸炎、IBS、炎症性腸疾患などでみられる症状です。腸炎では急性の嘔吐・下痢・腹痛、IBSでは器質的異常がないまま腹痛や便通異常が慢性的に続くこと、炎症性腸疾患では血便や持続する下痢、夜間症状が目立つことが鑑別のポイントになります。粘液便が続く、血便や発熱を伴う、体重減少がある場合は、自己判断せず消化器内科へ相談することが大切です。
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