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大腸がんとは|症状・検査・治療・生活までを医師監修で解説する総合ガイド

大腸がんとは|症状・検査・治療・生活までを医師監修で解説する総合ガイド

最終更新日: 2025-07-01

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大腸がんは、日本のがん罹患数(新たにがんと診断される数)で男女合計の第1位(2019年データ、国立がん研究センター がん統計)です。一方で、早期に発見すれば治癒を目指せるがんでもあります。このガイドでは、「症状が気になる方」「検査を勧められた方」「すでに治療中の方」「ご家族を支える方」のすべてを対象に、大腸がんに関する情報を医師監修のもとで体系的にまとめています。大腸がんの基礎知識から症状・検査・ステージ・治療・副作用・生活・費用・サポートまで、一つひとつ丁寧に解説しますので、気になるセクションからお読みください。

本ガイドの使い方: 各章には詳細を解説したサブページへのリンクを設けています。「もっと詳しく知りたい」と感じた章はそちらへ進んでください。


大腸がんとは?まず知っておきたい基礎知識

大腸のはたらきと、大腸がんができる場所

大腸は全長約1.5〜2メートルの管状の臓器で、小腸から送られてきた消化物から水分・電解質を吸収し、便を形成・排出する役割を担います。右下腹部から始まり、上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸と続き、肛門に至ります。大腸がんはこの大腸の内側を覆う粘膜から発生し、発生部位によって症状や治療方針が異なります。

詳細は大腸がんの基礎知識・全体像のまとめをご覧ください。

結腸がん・直腸がんの違い

大腸がんは発生部位により結腸がん(盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸)と直腸がん(直腸S状部・直腸)に分けられます。日本では直腸がんが約30〜40%を占め(国立がん研究センター がん情報サービス)、残りが結腸がんです。直腸は骨盤内に位置するため、手術の難易度や人工肛門(ストーマ)の必要性が異なります。

2型大腸癌、S状結腸がん、上行結腸がんなどの用語整理

大腸がんには発生部位による呼称と、形態・肉眼分類による呼称があります。

用語 意味
2型大腸癌(潰瘍限局型) 大腸がんの肉眼的形態分類。がんが潰瘍を形成しながら腸壁に食い込む最も多いタイプ
S状結腸がん(S字結腸がん) S状結腸(骨盤内でS字状にカーブする部位)に発生したがん。結腸がん中で最多
上行結腸がん 右側の上行結腸に発生。出血しても便の色が変わりにくく発見が遅れやすい
直腸がん 直腸に発生。排便習慣の変化や血便が比較的早く出やすい

「s字結腸癌」「s状結腸癌」は同じS状結腸がんを指す表記の揺れです。また「上行結腸癌」も上行結腸がんの同義語です。

上皮内癌とは?早期がんとの関係

上皮内癌(じょうひないがん)とは、がん細胞が粘膜の最も表層(上皮層)にのみとどまり、粘膜下層への浸潤がない状態です。大腸における上皮内癌はステージ0に相当し、リンパ節転移がほぼないため、内視鏡的切除で根治が期待できます。「上皮内癌とは大腸のどの段階か」についてはよくある質問もご参照ください。


大腸がんの症状・初期サイン

大腸がんの症状・初期サイン|押さえておきたい要点を医師監修で解説では、より詳しい症状の解説を掲載しています。

早期は無症状のこともある

大腸がんの最大の特徴は、早期(ステージ0〜I)では自覚症状がほとんど現れないことです。自覚症状が出てから受診すると、すでに進行している場合も少なくありません。これが定期的な検診が重要とされる主な理由です。

便通異常、血便、腹痛、体重減少などの主な症状

主な症状は次のとおりです(詳細は大腸がんの症状と初期サインを見分けるポイントをご覧ください)。

  • 血便・便潜血:赤い血が混じる(直腸・S状結腸がんで多い)
  • 便通異常:下痢・便秘が続く、下痢と便秘を繰り返す
  • 便が細くなる:腸が狭くなることで生じる
  • 残便感:排便後もすっきりしない
  • 腹痛・腹部膨満感:腸管が狭窄・閉塞するとき
  • 体重減少・貧血・倦怠感:出血が続く場合や進行例で

おならが増える・臭いが変わると大腸がん?

おなら 大腸がん」「おなら 臭い 硫黄 大腸がん」といった検索をする方は少なくありません。腸内の腫瘍が腸内細菌叢のバランスを変化させることで、ガス産生が増えたり硫黄臭が強くなる可能性は否定できません。ただし、おならの変化だけで大腸がんと判断することはできません。食事内容・便秘・腸内環境など多くの要因が影響します。おならの変化が便通異常や血便と同時にある場合は消化器科への相談をお勧めします。

S字結腸がん・S状結腸癌でみられやすい症状

S状結腸は腸管径が細く、がんが腸管内を狭めやすいため、便が細くなる・便秘と下痢を繰り返す・血便(鮮血)といった症状が比較的出やすい部位です。s状結腸癌 ステージについては、ステージ0〜IVの概念は全大腸がんと共通です(後述)。

受診を急いだほうがよい症状

次の症状がある場合は速やかに受診してください。

  • 鮮血または暗赤色の血便が続く
  • 急激な体重減少(1〜2か月で5kg以上など)
  • 腹部の強い痛み・腸閉塞を疑う症状(腹部膨満・嘔吐)
  • 著明な貧血(めまい・失神)

大腸がんの検査・診断

大腸がんの検査・診断|押さえておきたい要点を医師監修で解説に詳しい情報があります。

便潜血検査と大腸内視鏡検査の位置づけ

便潜血検査(便中の微量の血液を検出)は、大腸がん検診の入口となる検査で、2回法(2日分を採取)が標準的です。陽性の場合は必ず精密検査(大腸内視鏡検査)を受ける必要があります。大腸内視鏡検査は大腸を直接観察し、ポリープやがんを発見・採取(生検)できる最も確実な方法です(詳細は大腸がん検査の方法と流れをわかりやすく解説をご覧ください)。

造影CT、MRI、PETなど画像検査

大腸がんが疑われた後は、転移・進行度の評価のために画像検査が行われます。

検査 主な目的
造影CT リンパ節転移・肝転移・肺転移の確認
MRI 直腸がんの局所進展・骨盤内評価
PET-CT 遠隔転移・再発の全身スクリーニング(必要に応じて)
注腸造影 内視鏡困難例での腸管形態評価

生検と病理診断で何がわかるか

内視鏡検査で採取した組織を顕微鏡で調べる病理診断によって、がん細胞の種類(組織型)・悪性度・浸潤の深さを確認します。大腸がんの組織型は腺癌(腺がん)が圧倒的多数を占めます。

遺伝子検査・バイオマーカー検査の役割

進行・再発大腸がんでは、RAS遺伝子変異(KRAS/NRAS)・BRAF遺伝子変異・マイクロサテライト不安定性(MSI)・HER2などの検査が、使用できる分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬の選択に直結します。これらは主に保険適用の検査として行われます。


大腸がんの検診・予防・リスク

大腸がんの検診・予防・リスク|押さえておきたい要点を医師監修で解説に詳細を掲載しています。

食事、運動、飲酒、喫煙、肥満との関係

国立がん研究センターの多目的コホート研究(JPHC研究)の知見では、赤肉・加工肉の過剰摂取・飲酒・喫煙・肥満・運動不足が大腸がんリスクを高める要因として示されています(詳細は大腸がんの原因と予防のために知りたいポイントをご覧ください)。

家族歴・遺伝性要因と注意点

大腸がんの約5〜10%は遺伝性と考えられており、リンチ症候群(遺伝性非ポリポーシス大腸癌)家族性腺腫性ポリポーシス(FAP)が代表的です。一親等に大腸がん患者がいる方は、検診の受診開始年齢を早めるなど主治医への相談をお勧めします。

公的データからみる日本の大腸がんの現状

国立がん研究センター がん統計(2023年報告)によると、大腸がんの年間死亡者数は約5万3千人(男女合計)で、男性2位・女性1位です。50歳以降から罹患率が上昇し、高齢になるほどリスクが高まります。


大腸がんのステージ・分類・進行度

大腸がんのステージ・分類・進行度|押さえておきたい要点を医師監修で解説では、さらに詳しいステージの解説をしています。

ステージ0〜IVの考え方

日本では大腸癌研究会の「大腸癌取扱い規約」に基づくステージ分類(病期分類)が使用されます。

ステージ 深達度・転移の概要
0(上皮内癌) 粘膜内にとどまる。リンパ節・遠隔転移なし
I 粘膜下層または固有筋層まで浸潤。転移なし
II 固有筋層を超えて浸潤。リンパ節転移なし
III リンパ節転移あり。遠隔転移なし
IV 肝・肺・腹膜など遠隔転移あり

進行度で治療方針がどう変わるか

ステージ0〜Iは内視鏡治療または手術で根治を目指すことが多く、ステージIIIでは術後補助化学療法が検討されます。ステージIVでは手術・薬物療法・放射線治療を組み合わせた集学的治療が中心となります。大腸がんステージ3の状態と治療の考え方もあわせてご覧ください。


大腸がんの治療の選択

大腸がんの治療の選択|押さえておきたい要点を医師監修で解説に、治療選択の考え方を詳しく掲載しています。

治療法はどう決まるか

治療方針はステージ・発生部位・患者さんの全身状態・年齢・合併症・ご本人の意向などを踏まえ、消化器外科・腫瘍内科・放射線科などの専門医によるカンファレンス(多職種チーム)で検討されます。

標準治療と自由診療・免疫療法の違い

標準治療とは、現時点で科学的根拠(エビデンス)が最も確立された治療を指します(日本癌治療学会 がん診療ガイドラインほか)。一方で自由診療の「免疫療法」や「先進医療」と称されるものは、有効性・安全性のエビデンスが標準治療と同等とは限りません。自由診療を検討する際は、主治医や第三者の専門医(セカンドオピニオン)に必ずご相談ください(詳細は大腸癌の化学療法とは?治療の役割と流れをご覧ください)。


大腸がんの手術

大腸がんの手術|押さえておきたい要点を医師監修で解説に詳しい情報があります。

内視鏡治療と外科手術の違い

がんが粘膜〜粘膜下層浅部にとどまる場合は、内視鏡的粘膜切除術(EMR)または内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)で切除できます。粘膜下層深部以深に浸潤している場合は外科手術が必要です。

上行結腸がん・S状結腸がんの手術の考え方

上行結腸がん(上行 結腸 癌 手術)では右半結腸切除術が標準的であり、腹腔鏡手術が広く普及しています。S状結腸がんではS状結腸切除術が行われます。いずれもリンパ節郭清(がんが転移している可能性のあるリンパ節を含めて切除すること)を伴います。詳細は大腸がん手術の方法と術後に知りたいことをご覧ください。

人工肛門(ストーマ)が必要になる場合

直腸がんで肛門括約筋への浸潤がある場合や、緊急手術(腸閉塞・穿孔)などでは一時的または永久的なストーマ(人工肛門)が造設されることがあります。現在はストーマ管理の医療・福祉サポートが整備されており、ストーマがあっても日常生活を送ることは十分に可能です。


大腸がんの薬物療法・抗がん剤

大腸がんの薬物療法・抗がん剤|押さえておきたい要点を医師監修で解説に詳しい情報があります。

主な薬剤と治療の組み合わせ

分類 代表的な薬剤
フッ化ピリミジン系 5-FU、カペシタビン(ゼローダ)、S-1(ティーエスワン)
白金製剤 オキサリプラチン(エルプラット)
イリノテカン CPT-11(カンプト)
分子標的薬(抗VEGF) ベバシズマブ(アバスチン)、アフリベルセプト
分子標的薬(抗EGFR) セツキシマブ、パニツムマブ(RAS野生型に適用)
免疫チェックポイント阻害薬 ペムブロリズマブ(キイトルーダ)等(MSI-High例)

詳細は大腸がんの抗がん剤治療と副作用への備えをご覧ください。


大腸がんの副作用・合併症ケア

大腸がんの副作用・合併症ケア|押さえておきたい要点を医師監修で解説に詳しい情報があります。

吐き気、下痢、便秘、しびれ、倦怠感への対処

化学療法では吐き気・嘔吐・下痢・便秘・手足のしびれ(末梢神経障害)・倦怠感・口内炎などが生じることがあります。症状が強い場合は自己判断で治療を中断せず、医療チームに早めに相談することが重要です。大腸がんの下痢はなぜ起こる?便秘との関係と受診の目安もご参照ください。


大腸がんの再発・転移

大腸がんの再発・転移|押さえておきたい要点を医師監修で解説に詳しい情報があります。

肝転移・肺転移・腹膜播種とは

大腸がんは肝転移・肺転移・腹膜播種(腹腔内にがんが広がること)が多いです。肝転移・肺転移は外科切除が可能な場合があり、切除できれば予後が改善する可能性があります。大腸癌のリンパ節転移とは?広がり方と確認のポイントもあわせてご覧ください。


大腸がんの生存率・予後・余命

大腸がんの生存率・予後・余命|押さえておきたい要点を医師監修で解説に詳しい情報があります。

生存率の見方と注意点

生存率は統計データ(集団の平均値)であり、個々の患者さんの経過を予測するものではありません。年齢・全身状態・治療への反応性などにより大きな個人差があります。

国立がん研究センターの院内がん登録全国集計(2015年診断例・5年相対生存率)では、大腸がん全体の5年相対生存率は約71.4%とされています。ステージ別のデータの読み解き方は大腸がんの生存率とは?5年生存率と見方のポイントをご覧ください。

重要: 余命・生存率はあくまでも統計上の数値であり、個々の患者さんに当てはまるものではありません。担当医とともに、ご自身の状況に基づいた情報を確認されることをお勧めします。


大腸がんと向き合う生活

食事で気をつけたいこと

術後は腸の動きが回復するまで流動食から段階的に戻します。退院後は高脂肪食・アルコール・生もの・香辛料の過剰摂取を控えめにし、食物繊維を適度に摂ることが勧められます(主治医の指示を優先してください)。

排便管理と体力回復

腸切除後は排便習慣が変わることがあります。少量を複数回に分けた食事・十分な水分摂取・腸の動きに合わせた排便コントロールが助けになります。体力は個人差がありますが、段階的な運動再開が勧められます。


大腸がんの費用・公的支援

高額療養費制度の基本

大腸がんの治療費は手術・入院・薬物療法によって数十万〜数百万円規模になることがあります。健康保険の高額療養費制度を利用すると、1か月の自己負担が所得に応じた上限額(標準的な所得層で月約8〜9万円程度)に抑えられます。詳細は加入している健康保険組合や国民健康保険窓口にご確認ください。

相談先としてのがん相談支援センター

全国のがん診療連携拠点病院に設置されたがん相談支援センターでは、治療・費用・就労・心理的サポートなどの相談を無料で受け付けています。


大腸がんの心理・家族・サポート

大腸がんの心理・家族・サポート|押さえておきたい要点を医師監修で解説に詳しい情報があります。

がんと診断されたときの不安・ショック・抑うつは自然な反応です。一人で抱え込まず、担当医・看護師・医療ソーシャルワーカー・患者会などのサポートを積極的に活用してください。大腸がんが見つかるまでの体験談を読む前に知りたいことも参考にしてください。


受診・相談の目安

こんな症状があれば消化器内科・外科へ

次のような症状が2週間以上続く場合や、急激に悪化する場合は消化器内科・外科への受診をお勧めします。

  • 血便・便に血が混じる
  • 便通が急に変わった(下痢・便秘が続く)
  • 便が細くなった
  • 理由のない体重減少・貧血・倦怠感
  • 腹部の張り・痛みが続く

健診で異常を指摘されたとき

便潜血検査が陽性だった場合は、症状がなくても必ず精密検査(大腸内視鏡検査)を受けてください。陽性者のうち大腸がんが見つかる割合は数%程度とされていますが、放置すると発見が遅れるリスクがあります。

迷ったときにまず相談する窓口

受診するか迷った場合は、当院の予約フォームからお気軽にご相談ください。大腸がんに関する症状・検査について、医師が丁寧に対応いたします。


当院での診療から

AIプラスクリニックたまプラーザでは、消化器内視鏡センターを備え、鎮静剤(静脈麻酔)を使用した苦痛の少ない大腸内視鏡検査を日常的に実施しています。検査中に切除可能なポリープはその場で処置(ポリペクトミー・EMR)を行い、早期がんや精密検査が必要な所見を認めた場合は、地域の基幹病院(がん診療連携拠点病院)へ速やかに紹介します。手術・入院後の術後フォローは地域連携クリティカルパスを活用して当院が継続的に担当します。さらに、在宅療養支援診療所として在宅での緩和ケア・看取りにも対応しており、治療の各段階でかかりつけ医として患者さんとご家族を支える体制を整えています。「気になる症状がある」「健診で便潜血陽性だった」などのご相談もお気軽にどうぞ。


よくある質問(FAQ)

大腸がんは何歳くらいから増えますか?

大腸がんの罹患率は50歳以降から上昇し始め、60〜70歳代でピークを迎えます(国立がん研究センター がん統計)。ただし40歳代以下の若年発症もあります。日本の大腸がん検診は40歳から便潜血検査が推奨されており、家族歴がある方はさらに早期からの検診を検討することが勧められます。

便潜血陽性なら必ず大腸がんですか?

便潜血陽性=大腸がんではありません。痔・胃潰瘍・腸炎・ポリープなどでも陽性になります。ただし大腸がんを見逃さないために、陽性だった場合は必ず大腸内視鏡検査(精密検査)を受けることが重要です。

おならの臭いだけで大腸がんかどうか判断できますか?

できません。おならの臭い(硫黄臭など)は食事内容・腸内細菌叢・便秘の状態など多くの要因で変化します。おならの変化のみで大腸がんを疑う根拠は現時点では確立されていません。ただし、おならの変化に加えて血便・便通異常・体重減少などを伴う場合は受診をお勧めします。

S状結腸癌と直腸がんの違いは何ですか?

両者は隣接した部位のがんですが、S状結腸は骨盤内に入る手前の部分、直腸は骨盤内の肛門に続く部分です。直腸がんは骨盤内の狭いスペースに位置するため、手術の難易度・人工肛門が必要になるリスク・放射線治療の適用などが異なります。症状については、どちらも血便・排便習慣の変化が出やすいですが、直腸がんでは特に残便感・テネスムス(しぶり腹)が生じやすい傾向があります。

上皮内癌とは大腸がんのどの段階ですか?

上皮内癌はステージ0に相当し、がん細胞が粘膜の最も表層(上皮層)だけにとどまっており、粘膜下層への浸潤がない状態です。この段階ではリンパ節転移がほぼなく、内視鏡的切除で根治が期待できます。早期発見・早期治療の重要性を最もよく示す状態といえます。

手術後は普通の食事に戻れますか?

多くの場合、術後数週間〜数か月かけて段階的に食事が回復します。個人差や切除部位によりますが、長期的には多くの方が食事の幅を広げることができます。排便の回数が増えたり便が柔らかくなったりする変化は残ることがありますが、生活に適応できることがほとんどです。

抗がん剤は必ず必要ですか?

ステージによって異なります。ステージI・一部のIIでは術後化学療法が不要な場合も多いです。ステージIIIでは再発リスクを下げるために術後補助化学療法が推奨されます。ステージIVでは薬物療法が治療の柱となります。必要かどうかは担当医とよくご相談ください。


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参考文献・出典


本記事の監修医師

佐藤 靖郎(さとう やすお)

医師(医学博士)/AIプラスクリニックたまプラーザ 監修医

専門: 消化器・内科(消化器外科/内視鏡/一般内科)

略歴

1988年 福島県立医科大学医学部卒業、医師免許取得。1997年 同大学大学院修了、博士号取得。国立国際医療研究センター、東京新宿メディカルセンター、NTT東日本関東病院、横浜市立大学関連病院、国立病院機構横浜医療センター外科医長・救命救急センター副部長、済生会若草病院(横浜市)外科部長・内視鏡センター・診療部長を歴任。丸亀医療センター・佐々木病院副理事長、日立おおみか病院理事を経て現在に至る。

公的役割

厚生労働省「地域連携クリティカルパスモデルの開発」班研究員、全国保健所長会 地域連携パス推進班アドバイザー、神奈川県がん診療連携協議会 地域連携クリティカルパス部会 相談役。


AIプラスクリニックたまプラーザのご案内

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TEL: 045-909-0117(横浜市青葉区・たまプラーザ)

初診の際は、保険証・お薬手帳・(お持ちであれば)健診結果や紹介状をご用意いただくとスムーズです。ご予約はWebまたはお電話で承ります。


免責事項

本記事は一般的な医学情報の提供を目的としており、個別の診断・治療方針を示すものではありません。症状や治療についての判断は、必ず主治医・専門医にご相談ください。記載内容は公開時点の公的情報・診療ガイドラインに基づいており、最新情報は国立がん研究センター「がん情報サービス」等でご確認ください。

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