胃腸炎の症状を医学博士が徹底解説|ウイルス性・細菌性の見分け方と対処法
はじめに:胃腸炎は誰にでも起こりうる感染症
胃腸炎(gastroenteritis)は、胃と腸の粘膜に炎症が起こる疾患で、一般的に「お腹の風邪」「嘔吐下痢症」とも呼ばれます。ウイルスや細菌などの病原体による感染が主な原因で、年齢を問わず誰にでも発症する可能性があります。
消化器外科専門医として30年以上の臨床経験を持つ私のもとには、特に冬季にノロウイルスによる胃腸炎、夏季に細菌性腸炎で苦しむ多くの患者さんが来院されます。適切な初期対応と正確な症状の見極めが、重症化を防ぐ鍵となります。
📊 胃腸炎の実態データ
- 年間患者数:感染性胃腸炎は約200万人(厚生労働省統計2019年)
- ノロウイルス:年間感染者数推定約100万人以上
- 好発時期:
- ウイルス性:冬季(11月〜3月)にピーク
- 細菌性:夏季(6月〜9月)にピーク
- 集団発生:保育園・学校・高齢者施設などで頻発
- 入院率:乳幼児と高齢者で約5〜10%
🚨 直ちに救急受診が必要な症状以下の症状がある場合は、重症化や重大な合併症の可能性があるため、直ちに救急外来を受診してください:
- 重度の脱水症状:尿が半日以上出ない、唇・舌が乾燥、意識がもうろうとする
- 血便(鮮血または黒色便)
- 激しい持続的な腹痛(動けないほどの痛み)
- 高熱(39℃以上)が続く
- 持続する嘔吐で水分が全く摂れない
- けいれん
- 意識障害(呼びかけに反応しない)
- 乳幼児:ぐったりしている、泣いても涙が出ない、おむつが6時間以上濡れない
胃腸炎とは?定義と分類
医学的定義
胃腸炎は、胃(gastro-)と小腸・大腸(-enteritis)の粘膜に炎症が生じる疾患の総称です。主な症状は嘔吐、下痢、腹痛で、多くの場合は発熱も伴います。
主な分類
| 分類 | 原因 | 代表的な病原体 | 好発時期 |
|---|---|---|---|
| ウイルス性胃腸炎 | ウイルス感染 | ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス | 冬季(11〜3月) |
| 細菌性腸炎 | 細菌感染 | カンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌(O157等) | 夏季(6〜9月) |
| 寄生虫性腸炎 | 寄生虫感染 | ジアルジア、クリプトスポリジウム | 通年(海外渡航後に多い) |
| 非感染性胃腸炎 | 薬剤、アレルギーなど | 抗生物質、NSAIDs、食物アレルギー | 通年 |
胃腸炎の主な症状
共通する3大症状
ウイルス性・細菌性を問わず、胃腸炎には以下の3つの主症状があります。
1. 嘔吐・吐き気
- 特徴:突然の強い吐き気、頻回の嘔吐(1日数回〜10回以上)
- タイミング:食後だけでなく、空腹時にも起こる
- 内容物:食物残渣、胃液、胆汁(黄緑色)
- 持続期間:通常1〜3日(ウイルス性では発症初期に強い)
- 注意点:脱水のリスクが高い、誤嚥性肺炎のリスク
2. 下痢
- 性状:
- 水様便(ほとんど水のような便)
- 泥状便
- 粘液便(粘液が混じる)
- 血便(細菌性で多い、特にO157)
- 回数:1日3回以上、重症例では10回以上
- 持続期間:3〜7日(長い場合は2週間)
- 特徴:
- 急激な便意
- 我慢できない切迫感
- 排便後も残便感
詳しい対処法は腹痛と下痢の記事をご参照ください。
3. 腹痛
- 部位:臍周囲、下腹部、全体的な痛み
- 性質:
- けいれん性(間欠的に強くなる)
- 持続的な鈍痛
- 刺すような鋭い痛み(細菌性で多い)
- 悪化因子:食事摂取、腹部圧迫
- 軽減因子:排便・排ガス後
その他の随伴症状
- 発熱:37〜39℃(細菌性では高熱が多い)
- 腹部膨満感:お腹が張る(お腹が張る原因の詳細)
- 食欲不振
- 全身倦怠感
- 頭痛・筋肉痛
- 悪寒・戦慄
ウイルス性胃腸炎の症状と特徴
1. ノロウイルス胃腸炎
最も一般的なウイルス性胃腸炎で、冬季に流行します。
主な症状
- 突然の激しい嘔吐(最も特徴的)
- 水様性下痢(1日数回〜10回以上)
- 腹痛(けいれん性)
- 軽度の発熱(37〜38℃程度)
- 悪心
- 全身倦怠感
特徴的なポイント
🦠 ノロウイルスの特徴
- 潜伏期間:24〜48時間
- 症状持続期間:1〜3日(多くは24〜48時間で改善)
- 感染力:極めて強い(ウイルス10〜100個で感染成立)
- 感染経路:
- 経口感染(汚染された食品・水)
- 接触感染(ドアノブ、手すり等)
- 飛沫感染(嘔吐物の飛沫)
- ウイルス排出期間:症状消失後も2〜3週間継続
- 免疫持続期間:短い(数ヶ月程度)
- 好発年齢:全年齢(特に乳幼児と高齢者)
2. ロタウイルス胃腸炎
主に乳幼児に発症し、ノロウイルスより重症化しやすい傾向があります。
主な症状
- 激しい水様性下痢(白色便が特徴的)
- 嘔吐
- 高熱(38〜39℃)
- 腹痛
- 脱水症状(重症化しやすい)
特徴的なポイント
- 潜伏期間:1〜3日
- 症状持続期間:5〜7日
- 白色水様便:米のとぎ汁様(ロタウイルス特有)
- 脱水リスク:ノロウイルスより高い
- 好発年齢:生後6ヶ月〜2歳
- 予防接種:ロタウイルスワクチン(生後2ヶ月から接種可能)
3. アデノウイルス胃腸炎
主に乳幼児に発症し、比較的症状が長引くことが特徴です。
主な症状
- 水様性下痢
- 嘔吐(ノロ・ロタより軽度)
- 発熱(37.5〜38.5℃)
- 咽頭痛(しばしば合併)
- 結膜炎(合併することがある)
特徴的なポイント
- 潜伏期間:3〜10日
- 症状持続期間:1〜2週間(他のウイルスより長い)
- 好発年齢:乳幼児
- 季節性:通年発生(やや冬季に多い)
細菌性腸炎の症状と特徴
細菌性腸炎は、ウイルス性に比べて高熱、激しい腹痛、血便が出やすいのが特徴です。
| 細菌 | 潜伏期間 | 主な症状 | 特徴的な所見 | 感染源 |
|---|---|---|---|---|
| カンピロバクター | 2〜5日 | 水様性下痢→血便、激しい腹痛、発熱(38〜40℃) | 血便・粘血便が高率、腹痛が強い | 鶏肉(生・加熱不十分) |
| サルモネラ | 6〜72時間 | 下痢、腹痛、発熱(38〜40℃)、嘔吐 | 高熱が特徴的 | 卵、鶏肉、爬虫類 |
| 腸管出血性大腸菌(O157等) | 3〜8日 | 激しい腹痛、水様性下痢→鮮血便 | 溶血性尿毒症症候群(HUS)のリスク、発熱は軽度または無熱 | 生肉、生野菜、汚染水 |
| 腸炎ビブリオ | 8〜24時間 | 激しい腹痛、水様性下痢、発熱 | 夏季の魚介類で多発 | 魚介類(刺身等) |
| 黄色ブドウ球菌 | 1〜6時間 | 激しい嘔吐、下痢、腹痛 | 潜伏期間が極めて短い、発熱は稀 | おにぎり、サンドイッチ、弁当 |
| ウェルシュ菌 | 6〜18時間 | 下痢、腹痛 | 嘔吐・発熱は稀 | カレー、シチューの作り置き |
細菌性腸炎の危険なサイン
⚠️ 以下の症状がある場合は直ちに受診
- 血便(特に大量の鮮血便)→O157、カンピロバクターなどの可能性
- 高熱(39℃以上)が持続
- 激しい腹痛が6時間以上続く
- 尿量減少・尿の色が濃い→HUSの初期症状の可能性
- 顔面蒼白、むくみ→HUSの可能性
ウイルス性と細菌性の見分け方
正確な診断には医療機関での検査が必要ですが、以下のポイントで推測できます。
| 項目 | ウイルス性胃腸炎 | 細菌性腸炎 |
|---|---|---|
| 発症時期 | 冬季(11〜3月)に多い | 夏季(6〜9月)に多い |
| 潜伏期間 | 1〜2日 | 数時間〜数日(細菌により異なる) |
| 嘔吐 | 激しい(特にノロ) | 軽度〜中等度 |
| 下痢 | 水様性、白色便(ロタ) | 血便・粘血便が多い |
| 発熱 | 軽度〜中等度(37〜38℃) | 高熱(38.5℃以上)が多い |
| 腹痛 | 軽度〜中等度 | 激しい(特にカンピロバクター) |
| 症状持続期間 | 1〜3日 | 5〜7日以上 |
| 周囲の発生状況 | 集団発生しやすい | 散発的(食中毒では集団発生も) |
| 感染源 | 人から人への感染が主 | 食品からの感染が主 |
年齢別の症状の特徴
乳幼児(0〜5歳)
- 特徴:脱水が急速に進行しやすい
- 注意すべき症状:
- ぐったりしている
- 泣いても涙が出ない
- おむつが6時間以上濡れない
- 大泉門(頭頂部)の陥凹
- 皮膚の弾力性低下
- 唇・舌の乾燥
- 重症化リスク:ロタウイルスで特に高い
学童・成人
- 特徴:比較的軽症で済むことが多い
- 注意点:
- 仕事・学校を休み、十分な休養を
- 周囲への感染予防(症状消失後も2〜3日は注意)
- 水分補給を怠らない
高齢者(65歳以上)
- 特徴:重症化しやすい、死亡リスクあり
- 注意すべき症状:
- 意識レベルの低下
- 血圧低下
- 尿量減少
- 脱水症状
- 誤嚥性肺炎のリスク
- 基礎疾患がある場合:早めの受診が推奨
自宅でできる対処法
1. 脱水予防(最優先)
胃腸炎で最も重要なのは脱水の予防です。
推奨される飲料
- 経口補水液(ORS)(最推奨)
- 商品例:OS-1、アクアライトORS
- Na、K、糖分が最適バランス
- 吸収率が水の25倍
- 摂取方法:少量(スプーン1杯程度)を5〜10分おきに頻回に
- 白湯・常温の水
- 麦茶(カフェインなし)
- りんごジュース(2倍に薄める)
避けるべき飲料
- カフェイン飲料(利尿作用で脱水悪化)
- アルコール
- 炭酸飲料(嘔吐を誘発)
- 冷たい飲み物(胃腸を刺激)
脱水のチェックポイント
💧 脱水の兆候
- 尿量の減少(色が濃い)
- 口渇感
- 唇・舌の乾燥
- 皮膚の弾力性低下(つまんだ皮膚が戻りにくい)
- めまい・ふらつき
- 頭痛
- 意識がもうろうとする
2. 食事管理
嘔吐が激しい時期(発症〜24時間)
- 絶食:胃腸を休める
- 水分のみ:経口補水液を少量ずつ
症状が落ち着いてきたら(24〜48時間後)
- 消化に良い食品から徐々に:
- おかゆ(重湯→三分粥→五分粥)
- うどん(よく煮たもの)
- バナナ
- りんご(すりおろし)
- トースト
詳しくは胃に優しい食べ物の記事をご覧ください。
避けるべき食品
- 脂肪分の多い食品
- 乳製品(乳糖が下痢を悪化)
- 香辛料の強い食品
- 生野菜・生果物
- アルコール
3. 安静と休養
- 十分な睡眠
- 横になって休む
- 無理に動かない
- 仕事・学校は休む
4. 市販薬の使用(注意点)
⚠️ 止瀉薬(下痢止め)の注意以下の場合は止瀉薬を使用しないでください:
- 血便がある
- 高熱(38.5℃以上)を伴う
- 激しい腹痛がある
- 細菌性腸炎が疑われる
病原体や毒素を腸内に留め、症状を悪化させる危険があります。
- 整腸剤(ビオフェルミンなど):腸内環境を整える(整腸剤の詳細)
- 解熱鎮痛剤:アセトアミノフェン(カロナール)推奨
5. 感染拡大防止
- 手洗いの徹底:石鹸で30秒以上、特にトイレ後
- タオルの共用禁止
- 嘔吐物・便の適切な処理:
- 使い捨て手袋・マスク着用
- 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で消毒
- 汚染された衣類は単独で洗濯
- 家族との接触を最小限に
予防策
1. 手洗いの徹底
- 石鹸で30秒以上(流水で15秒すすぐ)
- タイミング:
- トイレの後
- 調理前
- 食事前
- 外出後
- おむつ交換後
2. 食品衛生
- 十分な加熱:中心温度75℃で1分以上(ノロ対策は85〜90℃で90秒以上)
- 生食を避ける:特に肉類、魚介類
- 調理器具の清潔:まな板・包丁は肉用・野菜用で分ける
- 適切な保存:冷蔵庫10℃以下、冷凍庫−15℃以下
3. 予防接種
- ロタウイルスワクチン:生後2ヶ月から接種可能(経口ワクチン)
4. 環境衛生
- トイレ・ドアノブ・手すりの定期的な消毒
- 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)使用(アルコールはノロに効果薄)
よくある質問(FAQ)
Q1: ノロウイルスとロタウイルスの違いは何ですか?
A:
| 項目 | ノロウイルス | ロタウイルス |
|---|---|---|
| 好発年齢 | 全年齢 | 乳幼児(生後6ヶ月〜2歳) |
| 主症状 | 激しい嘔吐 | 激しい下痢(白色水様便) |
| 発熱 | 軽度(37〜38℃) | 高熱(38〜39℃) |
| 症状持続 | 1〜3日 | 5〜7日 |
| 脱水リスク | 中等度 | 高い |
| 予防接種 | なし | あり(ロタウイルスワクチン) |
Q2: 胃腸炎で学校・仕事はいつから行けますか?
A:
- 基本原則:症状が消失してから24〜48時間後から
- 学校保健安全法:感染性胃腸炎は「第三種学校感染症」に分類
- 医師が感染の恐れがないと認めるまで出席停止
- 通常、症状消失後2〜3日は自宅療養が推奨
- 職場:
- 食品を扱う仕事:症状消失後最低2〜3日、便検査で陰性確認後
- 医療・介護職:症状消失後2〜3日
- 一般職:症状消失後1〜2日(状態が良好なら)
- 注意:症状消失後も2〜3週間はウイルスを排出するため、手洗いを徹底
Q3: 家族が胃腸炎になりました。どうすれば感染を防げますか?
A:
- 手洗いの徹底:石鹸で30秒以上、特にトイレ後・食事前
- タオルの共用禁止:個人専用タオルを使用
- トイレの消毒:使用後は次亜塩素酸ナトリウムで消毒
- 嘔吐物の適切な処理:
- 使い捨て手袋・マスク着用
- ペーパータオルで覆い、外側から内側へ拭き取る
- 次亜塩素酸ナトリウムで広範囲に消毒(飛沫は半径2m以上飛散)
- 汚染された衣類はビニール袋に密閉して単独洗濯
- 食器の管理:患者専用の食器を使用、食洗機で高温洗浄
- 換気:定期的に窓を開ける
- 患者の隔離:可能であれば別室で療養
Q4: 経口補水液がない場合、自宅で作れますか?
A: はい、簡易的な経口補水液を自宅で作れます。
【自作経口補水液のレシピ】
- 水:1リットル
- 砂糖:40g(大さじ4と1/2)
- 塩:3g(小さじ1/2)
作り方:すべてを混ぜ合わせて溶かす。レモン汁を少量加えると飲みやすくなります。
注意点:
- 作ったその日のうちに使い切る
- 市販の経口補水液のほうが電解質バランスが正確
- 重症例では市販品を推奨
Q5: 抗生物質は効きますか?
A:
- ウイルス性胃腸炎:抗生物質は無効
- ウイルスには抗生物質は効かない
- 不必要な抗生物質使用は副作用や薬剤耐性菌のリスク
- 細菌性腸炎:
- 原則として対症療法(水分補給・安静)で自然治癒
- 抗生物質が必要なケース:
- 重症例(高熱、血便、脱水)
- 免疫不全者
- サルモネラ菌血症
- 赤痢菌感染
- O157などでは抗生物質が病状を悪化させる可能性があり慎重に判断
結論:自己判断での抗生物質使用は避け、医師の診断に従ってください。
Q6: 胃腸炎の後、いつから普通の食事に戻せますか?
A: 段階的に戻すことが重要です。
【回復段階別の食事】
- 第1段階(症状改善初期):
- 重湯、おかゆ(三分粥)
- りんごのすりおろし
- バナナ
- 第2段階(症状軽快):
- 五分粥〜全粥
- うどん(よく煮たもの)
- 白身魚の蒸し物
- 豆腐
- 第3段階(ほぼ回復):
- 通常のご飯
- 鶏ささみ
- よく煮た野菜
- 通常食:症状完全消失後1週間程度から
目安:各段階で1〜2日様子を見て、問題なければ次の段階へ。
Q7: 胃腸炎は何度もかかりますか?
A: はい、繰り返し感染する可能性があります。
- ノロウイルス:
- 複数の遺伝子型が存在
- 一度感染しても別の型に感染する
- 免疫持続期間が短い(数ヶ月程度)
- 同じシーズンに複数回感染することも
- ロタウイルス:
- 初回感染が最も重症
- 再感染は軽症化する傾向
- ワクチンで予防可能
- 細菌性腸炎:
- 免疫は獲得されにくい
- 食品衛生を守ることで予防
まとめ:適切な対処で早期回復を
胃腸炎は誰にでも起こりうる感染症ですが、適切な初期対応により重症化を防ぎ、早期回復が可能です。消化器外科専門医として30年以上の経験から、特に脱水予防と危険なサインの見極めが予後を左右することを強調します。
🎯 胃腸炎対処の5つの柱
- 脱水予防が最優先
- 経口補水液を少量ずつ頻回に
- 尿量・意識状態を確認
- 危険なサインを見逃さない
- 血便、高熱、激しい腹痛、重度の脱水は直ちに受診
- 乳幼児・高齢者は特に注意
- 消化に優しい食事
- 嘔吐時は絶食、改善後は段階的に
- おかゆ、バナナ、りんごから
- 感染拡大の防止
- 手洗いの徹底
- 嘔吐物の適切な処理(次亜塩素酸ナトリウム)
- 症状消失後も2〜3日は自宅療養
- 予防の徹底
- 手洗い、食品衛生
- ロタウイルスワクチン接種
軽症の胃腸炎であれば、適切な自宅療養で数日以内に改善します。しかし、症状が悪化する、危険なサインがある場合は、必ず医療機関を受診してください。
⚠️ こんな時は必ず受診
- 血便が出た
- 高熱(39℃以上)が続く
- 激しい腹痛が6時間以上続く
- 水分が全く摂れない
- 尿が半日以上出ない
- 意識がもうろうとする
- 乳幼児がぐったりしている
- 高齢者の胃腸炎
早期発見・早期対応が、重症化を防ぎます。気になる症状があれば、遠慮なく医師に相談してください。
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最終更新日:2026年1月
著者:医学博士 佐藤靖郎