「大腸カメラを受けたほうがいいのはどんな人だろう」と迷っている方は少なくありません。大腸内視鏡検査は、症状があるときだけでなく、便潜血検査で陽性だった場合や家族歴がある場合などにも検討されることがあります。特に大腸の病気は、早い段階でははっきりした自覚症状が出にくいこともあるため、何をきっかけに受診を考えるべきか知っておくことが大切です。
この記事では、大腸カメラを受けたほうがよいと考えられる一般的な目安を、年齢、症状、家族歴、検診結果の観点から整理して解説します。実際に検査が必要かどうかは、症状の経過や既往歴、内服薬などによって変わるため、最終的には医師の判断が必要です。迷ったときの受診の目安として参考にしてください。
大腸カメラを考えたい代表的なきっかけ
大腸カメラが検討される代表的なきっかけとして、まず挙げられるのが便潜血検査で陽性になった場合です。便潜血検査は便の中に血液が混じっていないかを調べる検査ですが、陽性になったときは原因を確認する精密検査が必要になります。また、血便、便秘や下痢が続く、便が細くなった、残便感がある、腹痛が続く、貧血を指摘されたといった症状も、大腸の状態を確認する理由になります。
もちろん、これらの症状があるからといって、すぐに重大な病気があるとは限りません。痔や一時的な腸の不調など、別の原因で起こることもあります。ただし、自己判断で様子を見続けると、必要な確認が遅れることもあるため、症状が続く場合には受診を検討することが大切です。
症状がなくても検査を考えたほうがよいケース
自覚症状がなくても、大腸カメラを考えたほうがよい場合があります。その代表が、便潜血陽性と家族歴です。大腸がん検診では、一般に40歳以降で便潜血検査が勧められていますが、陽性であれば症状の有無にかかわらず精密検査が必要とされます。また、ご家族に大腸がんや大腸ポリープの既往がある場合は、一般的にリスク評価で重要な情報になるため、早めに相談したほうがよいことがあります。
加えて、過去に大腸ポリープを指摘されたことがある方、炎症性腸疾患などで通院中の方、便通の変化を繰り返している方も、医師から内視鏡検査を勧められることがあります。受診時には、現在の症状だけでなく、既往歴や家族歴、健康診断の結果も伝えるようにしましょう。
年齢だけで判断せず、変化を見逃さないことが大切
「まだ若いから大丈夫」「症状がないから必要ない」と考えたくなる方もいるかもしれません。しかし、大腸の病気は年齢だけで単純に判断できるものではなく、症状や検診結果、家族歴などを合わせて考えることが大切です。逆に、年齢が上がっても無症状のまま経過することもあるため、検診結果を放置しない姿勢も重要です。
とくに便潜血陽性や血便、便通異常がある場合は、「様子見」で済ませる前に一度相談しておくと安心です。受診の時点で、内服中のお薬、アレルギー、過去の検査歴などを伝えておくと、その後の案内もスムーズになります。
迷ったときは早めに相談を
大腸カメラを受けたほうがよいか迷うときは、自分で必要・不要を決めつけず、まず相談することが大切です。大腸内視鏡検査は、症状がある方の原因確認だけでなく、便潜血陽性後の精密検査や、既往歴・家族歴がある方の確認にも役立つことがあります。
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