大腸ポリープは、多くの場合症状がほとんどなく、検診などで偶然発見されることが少なくありません。しかし、ポリープの種類・大きさ・発生部位によっては血便や便通の変化などが現れることがあります。また、一部のポリープは放置すると大腸がんへ進展するリスクがあるため、症状の有無にかかわらず早めの確認が大切です。本記事では、大腸ポリープで起こりやすい症状から受診の目安・検査の流れまでをわかりやすく解説します。
大腸ポリープとは?まず知っておきたい基礎知識
大腸ポリープとは、大腸(結腸・直腸)の粘膜表面が盛り上がり、隆起した状態のことです。良性のものから悪性化リスクを持つものまで種類はさまざまで、日本消化器内視鏡学会のガイドラインでも種類に応じた対応が整理されています。
なお、大腸ポリープの全体的な概要については、親ピラーページ「大腸ポリープとは?症状・原因・切除まで総まとめ」もあわせてご参照ください。
大腸ポリープの種類と、症状が出やすいもの・出にくいもの
大腸ポリープは大きく「腫瘍性」と「非腫瘍性」に分けられます。
絨毛腺腫や大型の腺腫は出血しやすく、症状が出やすいとされています。一方、小さな過形成性ポリープはほぼ無症状です。
大腸ポリープと大腸がんの関係
日本消化器病学会のガイドラインによると、大腸がんの多くは腺腫(腺腫性ポリープ)からの「腺腫-がん連関」を経て発生すると考えられています。ポリープが大きくなるほど、また絨毛成分が多いほど悪性化のリスクが高まるとされており、早期発見・適切な対応が重要です。
大腸ポリープでみられることがある症状
血便・便に血が混じる
大腸ポリープの中でも代表的なサインが血便です。鮮やかな赤い血が便に付着していたり、暗赤色の血液が混じったりすることがあります。ポリープの表面の粘膜が傷つき出血することで生じます。
便潜血検査で陽性になる
自覚症状がないまま、健診の便潜血検査で陽性(血液反応あり)と判定されて初めて気づくケースも多くあります。