急な下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱などが出ると、「急性胃腸炎かもしれない」と不安になる方は多いものです。急性胃腸炎は、胃や腸に急に炎症が起こる状態を指し、日常でも比較的よくみられる症状のひとつです。ただし、原因はひとつではなく、ウイルスや細菌による感染、食事の影響、体調低下、ストレスなど、さまざまな背景で起こることがあります。
症状が軽ければ自宅での休養と水分補給で改善することもありますが、下痢や嘔吐が続くと脱水につながることがあり、注意が必要です。また、「急性胃腸炎だと思っていたけれど、実は別の病気だった」というケースもあるため、症状の強さや続き方を見極めることが大切です。
この記事では、急性胃腸炎の主な原因、うつる経路、食事や水分補給の考え方、受診したほうがよいサインについてわかりやすく解説します。
急性胃腸炎とは?
急性胃腸炎とは、胃や腸に急な炎症が起こり、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱などを引き起こす状態です。症状の出方には個人差があり、軽い下痢だけで済むこともあれば、嘔吐や発熱を伴って強くつらくなることもあります。
原因によって症状の強さや続く期間は異なりますが、いずれの場合も、体から水分と電解質が失われやすくなるため、脱水に注意する必要があります。
急性胃腸炎の主な原因
1.ウイルス感染
急性胃腸炎の代表的な原因のひとつがウイルスです。周囲で同じような症状の人がいる、家族内で次々に広がる、冬場に流行するなどのときは、ウイルス性胃腸炎が疑われることがあります。
2.細菌や食事の影響
十分に加熱されていない食品や、保存状態の悪い食べ物などが原因になることもあります。食後しばらくしてから腹痛や下痢、嘔吐が急に出た場合は、食事の影響も考えます。
3.体調低下や胃腸への負担
暴飲暴食、アルコール、睡眠不足、疲労、ストレスなどで胃腸の調子が崩れ、急性胃腸炎のような症状が出ることもあります。感染だけが原因ではないため、生活背景も大切です。
うつる経路は?
原因が感染性の場合は、人から人へうつることがあります。たとえば、手指を介した接触、共有物、調理器具、食品などを通じて広がることがあります。家庭内や職場で同様の症状が続く場合は、感染性の可能性を考えることが大切です。
そのため、体調が悪いときは、こまめな手洗い、タオルの共用を避けること、吐物や便の処理後の衛生管理などが大切になります。
食事はどうしたらよい?
急性胃腸炎のときは、無理に普段通り食べる必要はありません。まず大切なのは水分補給です。吐き気が強いときは、少量ずつ、こまめに飲むことを意識しましょう。
食事を再開するときは、おかゆ、うどん、スープ、やわらかいものなど、胃腸に負担が少ないものから始めるのが基本です。脂っこいもの、刺激物、アルコール、乳製品などは、症状が落ち着くまでは控えたほうがよいことがあります。
こんな症状があれば受診を考えましょう
急性胃腸炎と思われる症状があっても、次のような場合は医療機関へ相談することが大切です。
- 下痢や嘔吐が何日も続く
- 水分が十分にとれない
- 尿が少ない、ふらつくなど脱水が疑われる
- 高熱がある
- 強い腹痛がある
- 血便がある
- ぐったりしている
特に、水分補給が難しい場合や、腹痛が強い場合は、急性胃腸炎以外の病気も含めて確認が必要なことがあります。
自宅で様子を見るときのポイント
軽症で自宅で様子を見る場合は、無理に食べようとせず、まずは少しずつの水分補給を優先しましょう。経口補水液が役立つこともあります。発熱や下痢の回数、腹痛の有無、便に血が混じっていないかなどを確認し、悪化するようなら早めに相談することが大切です。
AIプラスクリニックたまプラーザで相談できること
AIプラスクリニックたまプラーザでは、下痢、腹痛、吐き気、便通異常などの消化器症状について相談できます。急性胃腸炎のような症状がある場合も、脱水や重症化のサインがないかを含めて相談することが大切です。
まとめ
急性胃腸炎の原因には、ウイルス、細菌、食事、体調不良などさまざまなものがあります。症状が軽ければ自宅での休養や水分補給で落ち着くこともありますが、嘔吐や下痢が続くと脱水につながるため注意が必要です。
高熱、強い腹痛、血便、水分がとれない状態がある場合は、自己判断で我慢せず、早めに消化器内科や医療機関へ相談しましょう。