胸部CT(低被ばく)|対象・流れ・費用
1. 検査の目的
胸部CTは以下のような目的で行われます:
- 肺がんや肺結節の早期発見・精密検査
- 気管支疾患(気管支炎、気管支拡張症など)の評価
- 間質性肺疾患の診断と経過観察
- 肺炎や胸水の状態確認
- 喫煙者の肺の健康チェック
- 心臓・大動脈の状態確認(冠動脈石灰化スコアなど)
肺ドックの一環として胸部CTを受けることで、より包括的な肺の健康評価が可能です。
2. 対象となる方
特に以下に当てはまる方は胸部CT検査をお勧めします:
- 喫煙歴がある方(現在・過去問わず)
- 肺がんの家族歴がある方
- 長期間の粉塵曝露歴がある方(職業性曝露)
- 慢性的な咳や痰、息切れがある方
- 胸部レントゲンで異常を指摘された方
- 50歳以上で定期的な健康チェックを希望される方
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患がある方
3. 検査の流れ
- 受付・問診:金属製品(アクセサリーなど)の確認を行います
- 着替え:金属ボタンやファスナーのない検査着に着替えていただきます
- 撮影準備:CT台に仰向けに寝ていただきます
- 撮影:10秒程度の息止めを数回行いながら撮影します(全体で5分程度)
- AI解析:撮影後、AI診断支援システムで画像を解析します
- 結果説明:当日または後日、医師から結果の説明を受けます
検査時間は準備を含めて約15分程度です。造影剤を使用する場合は、別途準備が必要となります。
4. AI診断支援の有用性
当院では最新のAI診断支援システムを導入しており、以下のようなメリットがあります:
- 人間の目で見逃しやすい微小な肺結節も高精度に検出
- 結節の性状(充実性/すりガラス状/混合性)を自動分類
- 経時的な変化の定量的評価が可能
- 読影医の診断をダブルチェックすることで精度向上
- 冠動脈石灰化スコアの自動計算
AIによる支援は医師の診断を補助するものであり、最終的な診断は専門医が行います。
5. 被ばくと安全性
当院の胸部CT検査は、低被ばく技術を採用しており、通常のCTと比べて被ばく量を最大80%削減しています。
- 当院の低被ばく胸部CT:約1-2mSv(ミリシーベルト)
- 通常の胸部CT:約6-8mSv
- 胸部レントゲン:約0.1mSv
これは、自然界から1年間で受ける放射線量(日本平均約2.1mSv)と同程度の安全なレベルです。検査の利益が被ばくのリスクを十分に上回ると判断された場合に実施します。
6. 費用
胸部CT検査の費用は以下の通りです:
- 単独オプション:15,000円(税込)
- 人間ドックとセット:12,000円(税込)
- 肺ドックとセット:10,000円(税込)
- AI診断支援:+3,000円(税込)
※保険診療の場合は別途計算となります。詳しくは受付にお問い合わせください。
7. 予約方法
胸部CT検査は予約制となっています。以下の方法でご予約いただけます:
- 電話予約:045-XXX-XXXX(平日9:00-17:00)
- Web予約:予約システムからお申し込みください
検査当日は保険証をお持ちください。また、過去の検査結果があればご持参いただくとより詳しい比較評価が可能です。
8. よくある質問
Q. 検査前に食事制限はありますか?
A. 単純CT(造影剤を使用しないCT)の場合は食事制限はありません。造影CT検査の場合は、検査の6時間前からの絶食が必要です。
Q. 結果はいつわかりますか?
A. AI診断支援を含む基本的な所見は当日にご説明できます。詳細な医師の読影結果は1-2日後にお伝えします。緊急性のある所見が見つかった場合は、速やかにご連絡いたします。
Q. 胸部CTと肺ドックの違いは何ですか?
A. 胸部CTは画像検査のみですが、肺ドックはCTに加えて肺機能検査、喀痰検査、腫瘍マーカー検査などを組み合わせた総合的な肺の健康チェックです。喫煙歴がある方には肺ドックをお勧めします。
まとめ
胸部CT検査は、肺の病変を早期発見するための重要な検査です。当院では最新の低被ばく技術とAI診断支援システムを導入し、安全かつ高精度な検査を提供しています。特に喫煙歴のある方や肺の健康に不安のある方は、定期的なチェックをお勧めします。
ご予約・お問い合わせ
お電話:045-909-0117
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監修:佐藤 靖郎 医師(呼吸器内科専門医)
最終更新日:2025年11月8日