腹部CT|対象・検査の流れ・費用
このページでは、腹部CTの検査目的、対象となる方、検査の流れ、費用などについて詳しくご紹介します。
1. 腹部CTの目的
腹部CTは以下のような目的で行われます:
- 腹痛や腹部不快感の原因検索
- 肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓などの腫瘍の検出
- 胆石や腎結石の診断
- 腹部臓器の炎症(肝炎・膵炎・虫垂炎など)の評価
- 人間ドックや健康診断のオプション検査として
- 他の検査で異常が見つかった場合の精密検査
当院では最新のAI技術を活用することで、従来の機器では見落とす可能性がある小さな病変も高精度で検出できます。
2. 検査の対象となる方
以下のような症状や状況がある方は、腹部CT検査をおすすめします:
- 原因不明の腹痛がある方
- 血液検査で肝機能や腎機能の異常が見られる方
- 超音波検査で精密検査が必要と判断された方
- 腹部の腫瘤や違和感がある方
- がん検診として詳細な検査をご希望の方
- ご家族に肝臓・膵臓・胆嚢などの疾患の既往がある方
- 過去に腹部の手術歴がある方の経過観察
3. 検査の準備と流れ
検査前の準備
- 食事制限:単純CTの場合は特に制限はありませんが、造影CTの場合は検査の4〜6時間前からの絶食をお願いすることがあります。
- 服薬:通常の薬は継続して服用していただいて問題ありませんが、糖尿病薬(特にメトホルミン製剤)を服用中の方は事前にご相談ください。
- 金属類:検査着に着替えていただきますが、金属を含むアクセサリーなどは外していただきます。
- 妊娠の可能性:妊娠中または妊娠の可能性がある方は、必ず事前にお申し出ください。
検査当日の流れ
- 受付後、検査の説明を受けます
- 検査着に着替えていただきます
- CT室に移動し、検査台に仰向けに横になります
- 息止めの練習を行います(約10秒程度)
- 検査台がゆっくり動き、ドーナツ型の装置の中を通過します
- 検査自体は5〜10分程度で終了します
- 造影剤を使用する場合は、点滴の準備を行い、造影剤注入中と注入後に撮影を行います
4. 造影剤の使用について
腹部CTでは、病変をより明確に描出するために造影剤を使用する場合があります。
造影剤のメリット
- 血管や臓器の構造をより鮮明に描出できる
- 腫瘍と正常組織の区別がつきやすくなる
- 炎症の範囲や程度が明確になる
造影剤使用の注意点
以下の方は造影剤の使用に注意が必要です。当てはまる方は必ず事前にお申し出ください:
- ヨード造影剤にアレルギーがある方
- 喘息の既往がある方
- 腎機能障害のある方
- 甲状腺機能亢進症の方
- 糖尿病薬(特にメトホルミン製剤)を服用中の方
5. 安全性と被ばく
CTスキャンではX線を使用するため、一定量の放射線被ばくがあります。しかし、当院では最新の低線量CT装置を導入し、必要最小限の被ばく量で高精度の画像を取得できるよう努めています。
被ばく線量の目安
腹部CT検査での被ばく線量は、約5〜10mSvです。これは日本人が自然界から1年間に浴びる放射線量(約2.1mSv)の約2.5〜5倍程度です。ただし、一回の検査による健康リスクは非常に小さいと考えられています。
当院では検査の必要性と被ばくのリスクを十分に考慮した上で検査を行います。不安な点がある場合は、遠慮なく医師にご相談ください。
6. 費用
腹部CT検査の費用は、保険適用か自費診療かによって異なります。
保険診療の場合
医師が必要と判断した場合は健康保険が適用され、自己負担額は保険の種類によって異なります。
- 3割負担の方:約6,000〜12,000円(造影の有無により変動)
- 高額療養費制度や各種医療費助成制度が適用される場合があります
自費診療(人間ドックなど)の場合
- 単純CT:20,000円(税込)
- 造影CT:35,000円(税込)
- AI診断オプション:+5,000円(税込)
当院の人間ドックに追加するオプション検査としてもご利用いただけます。詳細はCT検査オプションページをご覧ください。
7. 予約方法
腹部CT検査は完全予約制となっています。以下の方法でご予約いただけます。
予約方法
- お電話:045-XXX-XXXX(平日9:00〜17:00、土曜9:00〜12:00)
- WEB予約:予約システムからご予約ください
ご予約の際は、造影剤の使用の有無についてもご相談ください。検査当日の注意事項などをお伝えします。
8. よくあるご質問
Q. 検査時間はどのくらいかかりますか?
A. CT撮影自体は5〜10分程度ですが、準備や説明を含めると単純CTで約20分、造影CTで約30〜40分程度お時間をいただきます。
Q. 検査は痛みますか?
A. 単純CTでは痛みはありません。造影CTの場合、造影剤注入時に一時的な熱感や違和感を感じることがありますが、通常数分で消失します。
Q. 結果はいつわかりますか?
A. 基本的にはその日のうちに結果をご説明します。AI解析を行う場合や、専門医による詳細な読影が必要な場合は、1〜3日後にご説明することがあります。
Q. CT検査とエコー検査の違いは何ですか?
A. 腹部エコー検査は放射線被ばくがなく、リアルタイムに観察できる利点がありますが、ガスや骨に影響されやすく、広範囲の観察には向いていません。CT検査は被ばくはありますが、広範囲を詳細に観察でき、エコーでは見えにくい部位も評価できます。状況に応じて適切な検査を選択します。
まとめ
腹部CT検査は、お腹の中の臓器を詳細に観察できる有用な検査です。当院では最新のCT装置とAI技術を用いて、より精度の高い診断を目指しています。検査に関するご不明点やご不安な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
ご予約・お問い合わせ
お電話:045-909-0117
Web予約:予約システムはこちら
監修:佐藤 靖郎 医師(消化器内科・放射線診断専門医)
最終更新日:2025年11月8日