胃カメラの流れと費用|鎮静・当日実施について
胃カメラ(胃内視鏡検査)は、食道・胃・十二指腸の状態を直接観察できる重要な検査です。当院では鎮静剤を用いた「楽な胃カメラ」や、当日受診での検査にも対応しています。このページでは、検査の目的から流れ、費用までを詳しく解説します。
目次
1. 胃カメラの目的
胃カメラ検査は以下のような目的で行われます:
- 消化器症状(胃痛、胸やけ、嘔吐、食欲不振など)の原因特定
- 消化管の炎症、潰瘍、腫瘍などの発見
- ピロリ菌感染の診断(組織採取)
- 治療効果の確認
- 健診・人間ドックでの定期的なスクリーニング
当院では、通常の白色光観察に加え、NBI(狭帯域光観察)やAI診断支援システムを導入し、微小な病変も見逃さない高精度な検査を提供しています。
2. こんな症状がある方は検査をおすすめします
以下のような症状がある方は、胃カメラ検査をご検討ください:
- みぞおちの痛みや不快感が続く
- 胸やけ、呑酸(胃酸が上がってくる感覚)が頻繁にある
- 食後に胃が重い、膨満感がある
- 嘔吐、吐き気が続く
- 食欲不振、体重減少がみられる
- 貧血の精査が必要
- 50歳以上で定期検査を受けていない方
- 胃がんや食道がんの家族歴がある方
- ピロリ菌陽性または除菌後の方
3. 検査前の準備
胃カメラ検査を正確かつ安全に行うためには、適切な準備が重要です。
検査前日
- 夕食は軽めに、遅くとも21時までにお済ませください
- アルコールはお控えください
- 21時以降は水分のみとしてください
検査当日
- 飲食は検査6時間前までにお済ませください(午後の検査の場合、朝食は軽く摂取可能)
- 水分は検査2時間前まで少量摂取可能です
- 常用薬がある場合は、医師の指示に従ってください(基本的には少量の水で服用可能)
詳しい準備方法については、胃カメラ検査の前処置ページをご覧ください。
4. 当日の流れ
- 受付:来院後、受付で診察券をご提示ください
- 問診:症状や既往歴、服用中のお薬などを確認します
- 前処置:胃の中の泡を除去する薬と、のどの麻酔薬を飲んでいただきます
- 検査説明:医師から検査の詳細と鎮静の有無を確認します
- 鎮静剤投与:希望される場合は、静脈に点滴を確保し鎮静剤を投与します
- 検査実施:横になった状態で内視鏡を口から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察します
- 終了・回復:検査後、鎮静を受けた方は回復室で30分程度休憩していただきます
- 結果説明:医師から検査結果の説明を受けます(鎮静の場合は回復後)
当院では、患者様のプライバシーと安全に配慮した個室の検査室で実施しています。女性スタッフの付き添いも可能です。
5. 鎮静剤について
当院では「楽な胃カメラ」として、鎮静剤を用いた検査を提供しています。
鎮静のメリット
- ほとんど苦痛を感じることなく検査を受けられる
- 緊張や恐怖感が軽減される
- 嘔吐反射が強い方でも検査がスムーズに行える
鎮静剤使用時の注意点
- 検査当日は車の運転や重要な判断を伴う業務はお控えください
- 可能であれば付き添いの方と来院されることをおすすめします
- 検査後は回復室で30分程度の休憩が必要です
鎮静剤の使用は任意です。検査への不安や疑問がありましたら、遠慮なく医師にご相談ください。
6. 所要時間
胃カメラ検査に関わる時間の目安は以下の通りです:
- 検査前の準備:約15分(問診・前処置など)
- 検査自体の所要時間:約5〜10分
- 鎮静後の回復時間:約30分(鎮静剤を使用した場合)
- 結果説明:約5〜10分
鎮静なしの場合は合計で約30分、鎮静ありの場合は合計で約1時間程度お時間をいただいております。組織検査(生検)を行う場合は、検査時間が若干延長することがあります。
7. 費用について
胃カメラ検査の費用は、検査内容や保険適用の有無によって異なります。
保険診療の場合
- 胃カメラ検査(基本料金):3,000円〜5,000円程度(3割負担の場合)
- 鎮静剤追加:+1,000円〜2,000円程度
- 組織検査(生検)追加:+2,000円〜4,000円程度
自費診療の場合
- 胃カメラ単独検査:15,000円〜20,000円
- 人間ドックのオプション:10,000円〜15,000円
詳細な料金については胃カメラ検査の費用詳細をご覧いただくか、お電話でお問い合わせください。
8. 結果説明
検査結果は以下のようにご説明します:
- 鎮静なしの場合:検査直後に医師から結果をご説明します
- 鎮静ありの場合:意識が回復した後に結果をご説明します
- 組織検査(生検)を行った場合:結果が出るまで約1週間かかります。後日の診察または電話で結果をお伝えします
検査中に撮影した画像はお渡しします。また、検査レポートには所見や診断結果、次回検査の推奨時期などが記載されます。
9. よくある質問
Q. 胃カメラは痛いですか?
A. 鎮静剤を使用すれば、ほとんど苦痛を感じることなく検査を受けられます。鎮静なしでも、現在の内視鏡は細く柔軟性があり、のどの麻酔も行うため、痛みよりも違和感を感じる程度です。
Q. 当日予約での検査は可能ですか?
A. 当院では空き状況によって当日の胃カメラ検査にも対応しています。ただし、朝食を抜いてご来院いただくか、来院後6時間の絶食時間が必要です。お電話で当日の空き状況をご確認ください。
Q. 薬を飲んでも大丈夫ですか?
A. 高血圧や糖尿病などの慢性疾患の薬は、少量の水で服用可能です。ただし、血液を固まりにくくする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)は、生検を行う場合に出血リスクが高まるため、事前にご相談ください。
Q. 検査の頻度はどれくらいが適切ですか?
A. 特に症状がない方は、50歳以上で2〜3年に1回の受診をおすすめします。ピロリ菌陽性者や胃の状態によってはより頻繁な検査が必要な場合もあります。医師の指示に従ってください。
まとめ
胃カメラ検査は、消化器症状の原因特定や早期がんの発見に非常に有効な検査です。当院では鎮静剤を使用した「楽な胃カメラ」を提供し、患者様の負担を最小限に抑えた検査を心がけています。検査に関するご質問や不安がございましたら、お気軽にご相談ください。
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監修:佐藤 靖郎 医師()
最終更新日:2025年11月8日