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胆石症は、胆のう内や胆管内に結石が形成される病気です。日本人の7-10%が胆石を持っていると言われていますが、多くの場合は無症状で経過します。しかし、症状が出る場合は激しい痛みを伴うことが多く、適切な診断と治療が必要となります。当院では最新の超音波検査やCT検査を用いて、胆石症の早期発見・適切な治療を行っています。このページでは、胆石症の病態、症状、検査、治療法について詳しくご説明します。

1. 胆石症の病態

胆石は主に以下の3種類に分類されます:

コレステロール結石

日本人の胆石の約70-80%を占めます。コレステロールの結晶化によって形成され、肥満、高コレステロール血症、妊娠、急激な体重減少などがリスク因子となります。

ビリルビン結石

ビリルビンカルシウム結石とも呼ばれ、胆道感染や溶血性疾患がある場合に形成されやすくなります。

黒色石

ビリルビンが酸化・重合して形成される結石で、肝硬変や溶血性疾患を持つ患者さんに多く見られます。

これらの結石が胆のう内にとどまっている場合は「胆のう結石」、総胆管に移動した場合は「総胆管結石」と呼ばれます。

2. 主な症状

胆石症の症状は結石の位置や大きさ、合併症の有無によって異なります。

無症状の胆石

胆石があっても、約60-80%の方は症状がなく、健康診断などで偶然発見されることがほとんどです。

胆石発作

  • 右上腹部または心窩部の激しい痛み(腹痛)
  • 痛みが背中や右肩に放散することがある
  • 吐き気・嘔吐を伴うことがある
  • 発作は通常30分〜数時間続く
  • 特に脂っこい食事の後に起こりやすい

合併症による症状

  • 急性胆のう炎:右上腹部の持続的な痛み、発熱、悪寒
  • 閉塞性黄疸:皮膚や白目の黄染、褐色尿、灰白色便
  • 急性膵炎:上腹部から背中にかけての激痛、嘔吐
  • 胆管炎:発熱、悪寒、黄疸(チャーコットの三徴)

3. 検査方法

腹部超音波検査(エコー)

胆石症の診断において第一選択となる検査方法です。放射線被曝がなく、短時間で行える安全な検査です。胆のうや胆管内の結石を直接観察することができます。

当院では高性能な超音波検査機器を導入しており、小さな結石も見逃さない精度の高い検査を提供しています。腹部エコー検査について詳しくはこちら

CT検査

超音波検査で確認しづらい場合や、合併症の評価のために行われます。当院ではAI搭載型CTを導入しており、より精度の高い診断が可能です。CT検査について詳しくはこちら

血液検査

肝機能検査や炎症マーカー(白血球数、CRPなど)を調べることで、合併症の有無や重症度を評価します。特に黄疸を伴う場合は、ビリルビン値や胆道系酵素の上昇が見られます。

その他の検査

  • MRI/MRCP:胆道系を詳細に観察する検査
  • ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影):診断と治療を同時に行える内視鏡検査

4. 治療法

胆石症の治療は、症状の有無や結石の位置、合併症の有無などによって異なります。

無症状の胆石

無症状の胆のう結石は、基本的に経過観察となることが多いですが、以下のような場合は予防的手術が検討されることがあります:

  • 糖尿病患者(感染リスクが高い)
  • 大きな結石(2cm以上)
  • 陶器様胆のう(胆のう壁の石灰化)
  • 胆のうポリープを伴う場合

胆のう摘出術

症状のある胆のう結石の標準的治療は、腹腔鏡下胆のう摘出術です。小さな穴から内視鏡とメス状の器具を入れて胆のうを摘出します。当院では日帰り手術も可能な場合があります。

  • 低侵襲で回復が早い
  • 傷跡が小さい
  • 入院期間が短い(多くは2〜3日)
  • 胆石の再発を根本的に防止できる

総胆管結石の治療

総胆管結石の場合は、内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)と呼ばれる内視鏡治療を行い、結石を除去します。

保存的治療

手術が困難な場合や、患者さんの希望により、以下のような保存的治療を行うこともあります:

  • 疼痛管理:鎮痛剤や鎮痙剤の投与
  • 抗生物質:胆のう炎や胆管炎の治療
  • 胆石溶解薬:特定のコレステロール系結石に対して使用

5. 再発予防

胆のう摘出術を受けた場合、胆のう結石の再発はありません。ただし、胆管結石については再発の可能性があります。また、保存的治療を選択した場合は、以下のような再発予防が重要です:

生活習慣の改善

  • 適正体重の維持:急激な体重変動を避ける
  • 規則正しい食事:少量頻回の食事が良い
  • 脂質の摂り過ぎに注意
  • 十分な水分摂取
  • 適度な運動習慣

定期的な検査

特に保存的治療を選択した場合は、定期的な超音波検査などで経過観察することが重要です。

6. 受診の目安

以下のような症状がある場合は、早めに当院の消化器内科を受診されることをお勧めします:

  • 右上腹部や心窩部に強い痛みがある
  • 痛みが背中や右肩に広がる
  • 発熱を伴う腹痛がある
  • 皮膚や白目が黄色くなっている(黄疸)
  • 以前に胆石を指摘されたことがある

特に以下のような場合は緊急受診が必要です:

  • 激しい腹痛が持続する
  • 高熱と右上腹部痛が同時にある
  • 急に黄疸が出現した

7. よくある質問

Q. 胆石があると分かった場合、必ず手術が必要ですか?

A. 症状のない胆石の場合は、基本的に経過観察となることが多いです。ただし、症状が出現した場合や、合併症のリスクが高い場合は手術を検討します。個々の状況に応じて最適な治療法をご提案いたします。

Q. 胆のうを摘出しても問題なく生活できますか?

A. 胆のうは胆汁を一時的に貯める臓器ですが、なくても肝臓から直接十二指腸へ胆汁が分泌されるため、基本的に問題なく生活できます。ただし、少数の方は脂っこい食事で一時的に下痢などの症状が出ることがあります。

Q. 腹腔鏡手術の傷跡はどのくらい残りますか?

A. 通常、腹腔鏡下胆のう摘出術では、お腹に3〜4カ所の小さな穴(5〜12mm程度)を開けます。これらの傷は比較的小さく、時間の経過とともに目立たなくなることが多いです。

Q. 胆石の検査はどのくらいの頻度で受けるべきですか?

A. 無症状の胆石を経過観察する場合は、一般的に6ヶ月〜1年に1回の超音波検査をお勧めします。症状がある場合や結石のサイズが大きい場合は、より頻繁な検査が必要になることがあります。

まとめ

胆石症は比較的一般的な病気ですが、適切な診断と治療によって効果的に管理することができます。症状がある場合は早めに医療機関を受診し、専門医の診察を受けることをお勧めします。当院では最新の検査機器と経験豊富な医師による診療で、患者様一人ひとりに最適な治療をご提案いたします。

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監修:佐藤 靖郎 医師(消化器内科専門医)

最終更新日:2025年11月8日

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