自走式ロボットTemi

当院の外来ではTemiを活用しています。より綿密な診断や初見の必要な患者に対していつでも、連携先医療機関のドクターとカンファレンス(会議)を行う体制を整備しています。自走ロボットTemiはいつもはHome(充電場所)にいますが、スマートフォンあるいはパソコン上から操作し、診察室に移動し、患者さんの状態についてデスカッションを行います。また、医師が在宅現場にいる場合、患者さんの状態をスマートフォンを介してAIプラスクリニックの担当医が見れるため、リアルタイムでのカンファレンスも行えます。また、院内の様々な場所の地図を記憶しているので、内視鏡センター・受付・待合・カウンセリングなどに移動して職員間で打合せも行える体制です。

また、当院が連携している在宅医療の分野でも、より綿密な診断や初見の必要な患者に対しても現場でAIモニターとスマートフォンでカンファレンスを行う体制を整備しています。医師がどこにいてもスマートフォンで柔軟につながるので、患者様の自宅に導入して、患者様の状態や訪問看護師・介護士とのリアルタイムでのFace to Faceの状況把握も行っています。また、患者様の家の地図をロボットが知っているため、患者様がいつもの場所にいないとき、ロボットを操作しながら、声掛けして、その場所にたどり着いて、顔色や状態を把握しています。また、定期的にロボットに入ることで、患者様の玄関・トイレで転倒したときも、適切な対応をすることができます。当クリニックが連携しているメディカルクリニックあざみ野では、国内で初めて在宅分野にTemiを導入し、患者様のご子息が遠方から末期がんの御父上にロボットを介してたびたび声掛けをし、遠方にいてもお父様をじっくり見守ることができるようにサポートした経験があります。また、自宅で独居で過ごす末期がんのお母さまをご子息がロボットを介して、日常の食生活・カーテンの開け閉めなどの状態を把握しつつ、訪問看護・ケアマネジャーと度々打合せをおこなっておりました。また、Temiの操作権限を家族と共有し、様々な場所から、ご家族から患者様に声かけすることにより、精神的な支援を送ったという実例もありました。

カウンセリングルーム

カウンセリングルームはプライベートが保たれる空間になっています。こちらで健康にまつわる食事や栄養管理などの相談を行うことができます。また足腰が悪い患者や症状の重い患者に対してはこちらの広く落ち着いた空間で対応できる体制があります。

休憩・待合スペース

こちらでは人間ドックや外来患者様の休憩・待合スペースとなっております。落ち着いた空間になっているので、こちらのスペースで作業を行うこともできます。