骨密度(DXA)検査|対象・結果の見方・予防
骨粗しょう症は「静かな疫病」とも呼ばれ、自覚症状なく進行し、骨折リスクを高める疾患です。骨密度検査(DXA法)は、骨粗しょう症の早期発見や治療効果の判定に欠かせない検査です。
当院では最新のDXA装置を導入し、わずか数分で正確な骨密度測定が可能です。このページでは、検査の目的や流れ、結果の見方、予防法について詳しくご紹介します。
1. 検査の目的
骨密度検査(DXA)は以下の目的で行われます:
- 骨粗しょう症の早期発見
- 骨折リスクの評価
- 治療の必要性の判断
- 治療効果のモニタリング
2. 対象となる方
以下に該当する方は特に骨密度検査をおすすめします:
- 50歳以上の女性(特に閉経後)
- 65歳以上の男性
- 骨粗しょう症の家族歴がある方
- 低体重(BMI 18.5未満)の方
- ステロイド薬を長期服用している方
- 喫煙者、多量の飲酒習慣のある方
- 過去に骨折歴がある方
- カルシウム摂取不足の方
3. 検査の流れ
DXA(二重エネルギーX線吸収測定法)による骨密度検査は、以下の流れで行われます:
- 準備:金属類(アクセサリー、ベルトなど)を外していただきます
- 測定部位:腰椎と大腿骨近位部が標準的な測定部位です
- 測定姿勢:専用の台に仰向けに寝ていただき、X線を照射します
- 所要時間:検査自体は5〜10分程度で終了します
- 被ばく量:非常に少なく、安全性の高い検査です
4. 結果の読み方(T値・Z値)
骨密度検査の結果は主に以下の指標で評価されます:
T値(若年成人平均との比較)
- 正常:T値 ≧ -1.0
- 骨量減少(骨減少症):-2.5 < T値 < -1.0
- 骨粗しょう症:T値 ≦ -2.5
- 重度骨粗しょう症:T値 ≦ -2.5 + 脆弱性骨折の存在
Z値(同年齢平均との比較)
Z値が -2.0以下の場合は、同年齢の平均と比べて明らかに低いため、二次性骨粗しょう症の可能性も考慮されます。
5. 予防と治療
生活習慣の改善
- 適切な栄養摂取:カルシウム(乳製品、小魚、豆腐など)、ビタミンD(魚、きのこ、適度な日光浴)
- 適度な運動:負荷のかかる有酸素運動(ウォーキング、ジョギングなど)
- 禁煙・節酒:喫煙と過度の飲酒は骨密度低下の原因になります
- 転倒予防:家の中の環境整備、バランス運動
薬物療法
検査結果に応じて、以下のような薬物治療が検討されます:
- 骨吸収抑制剤(ビスホスホネート製剤など)
- 骨形成促進剤
- ホルモン補充療法
- カルシウム・ビタミンD製剤
治療方針は検査結果や年齢、既往歴などを考慮して個別に決定します。詳しくは健康診断をご予約の上、医師にご相談ください。
6. 費用について
当院での骨密度検査(DXA)の費用は以下の通りです:
- 単独検査:7,000円(税込)
- 人間ドックのオプション:5,000円(税込)
※保険診療の場合は別途計算となります。詳しくは予約ガイドをご覧ください。
7. よくあるご質問
Q. 骨密度検査はどのくらいの頻度で受けるべきですか?
A. 一般的に、治療を行っていない場合は2年に1回、治療中の方は1年に1回程度が目安です。ただし、医師の判断により個別に頻度が決められることもあります。
Q. 検査の痛みや副作用はありますか?
A. 骨密度検査(DXA)は痛みを伴わず、放射線量も微量で安全性の高い検査です。特別な副作用もありません。
Q. 骨密度を上げるためには何をすべきですか?
A. カルシウムとビタミンDを十分に摂取すること、適度な負荷のかかる運動を定期的に行うこと、禁煙・節酒を心がけることが基本です。詳しくは検査後に医師がアドバイスいたします。
まとめ
骨密度検査は、骨粗しょう症の早期発見や治療効果の確認に重要な役割を果たします。特に閉経後の女性や65歳以上の男性は定期的な検査をお勧めします。検査結果をもとに、適切な生活習慣の改善や必要に応じた治療を行うことで、骨折予防につながります。
監修:佐藤 靖郎 医師(AIプラスクリニックたまプラーザ)
最終更新日:2025年11月8日