肥満症は、医学的に減量が必要な疾患です
肥満症とは?
BMIが25以上
+
健康障害や内臓脂肪蓄積がある
内臓脂肪蓄積がある
「肥満症」とは、体に脂肪が過剰についた状態が続くことで、健康に悪い影響が出ている状態をいいます。 単に「太っている」だけではなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症(コレステロールが高い)など、病気の原因や悪化につながっている場合に「肥満症」と診断されます。 「肥満症」になると、心臓病や脳卒中、睡眠時無呼吸症候群、関節の痛み、さらには一部のがんのリスクも高まります。
「肥満症」治療とは?
肥満症の治療には食事療法や運動療法が基本となります。 さらに、近年は薬物療法も有効とされています。 たとえば、GLP-1受容体作動薬である「ウゴービ」が注目されています。
肥満症治療薬「ウゴービ(Wegovy)」について
ウゴービは、肥満症の治療を目的とした注射タイプの医療用医薬品です。 2024年に日本でも承認され、食事や運動だけでは十分な効果が得られにくい肥満症の方の体重管理をサポートする新しい治療薬として注目されています。
■ 特徴と作用
ウゴービは、GLP-1受容体作動薬という種類の薬です。週1回の投与を続けることにより、本来は体内で分泌されるホルモン「GLP-1」に似た働きをし、以下のような効果があります。
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食欲を抑える(満腹感を持続させる)
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胃の動きをゆるやかにする
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血糖値を安定させる作用もある
これらの作用によって、食欲を抑制し無理なく食事量を減らし、エネルギー摂取量や食べ物の好みを変化させて持続的な体重減少が期待できます。
ウゴービの使用には、医師の判断が必要であり副作用が生じる可能性もあります。安全かつ適切に治療を進めるためには、専門的な診察が欠かせません。ウゴービは美容目的ではなく、「肥満に伴う健康リスクを軽減する」「メタボリック改善に向けた治療」を目指す薬剤です。
現在、この薬剤は保険診療において大学・総合病院など限られた施設にしか処方が認められておらず、自由診療で提供するクリニックは全国的にも非常に数が少ないのが現状です。
当院では、この希少な自由診療枠を用いて、地域でいち早くウゴービを導入しました。最新の肥満治療を、より身近にご利用いただけます。まずはお気軽に、当院までご相談ください。