ヘアトニックとは、頭皮につけてマッサージする頭皮ケア用の製品です。
法律上は化粧品と医薬部外品の2区分に分かれ、表示できる効能も変わります。
薬用は育毛剤の一種で、脱毛の予防や育毛など9項目が表示できる効能の範囲。
男性向けの5%ミノキシジル外用薬は発毛剤の医薬品にあたり、ヘアトニックには含まれません。
有効成分を3種類配合した薬用ヘアトニックもあり、清涼感は主にメントールなどの清涼成分によるものです。
日本人男性のAGA発症頻度は全年齢平均で30%前後とされ、抜け毛が続く場合は皮膚科も選択肢でしょう。
ヘアトニックとは頭皮につけてマッサージする頭皮ケア用のヘアケア製品のこと
ヘアトニックとは、頭皮に直接つけて指でマッサージしながらなじませる、頭皮ケア用のヘアケア製品です。
資生堂や柳屋本店などメーカー各社の公式ページでも、使い方は適量を頭皮につけて指の腹でマッサージする方法で案内されています。
資生堂の商品分類ではヘアトニックは男性用頭皮ケア、ヘアリキッドは整髪料に分けられており、髪型を整える製品とは役割が異なります。
なお、ヘアトニックという言葉そのものは商品の呼び名で、法律上の分類名ではありません。
法律上は製品ごとに化粧品か医薬部外品のどちらかに分かれ、表示できる効能の範囲もそれぞれ違います。
ヘアトニックとは何かを理解するには、頭皮につける製品であることと、区分によって役割が変わることの2点を押さえるのが近道といえます。
ヘアトニックとは何ですか?何のために使うのかという目的と役割を解説
ヘアトニックの目的は、頭皮を清潔ですこやかな状態に保ち、使ったときの清涼感を得ることにあります。
化粧品で表示できる頭皮と毛髪の効能は国の通知で範囲が決められており、頭皮を清浄にする、すこやかに保つ、フケやかゆみを抑えるといった項目が含まれます。
(3)頭皮,毛髪をすこやかに保つ.
薬用と表記された医薬部外品のヘアトニックは育毛剤の一種として扱われ、脱毛の防止や育毛を目的にできる点が化粧品との大きな違いです。
医薬品医療機器等法では、医薬部外品の目的の一つとして次の内容が定められています。
脱毛の防止、育毛又は除毛
スーッとする清涼感は使用感の表示にあたり、事実に反しない範囲であれば化粧品でも表示できます。
何のために使うのかを考えるときは、頭皮ケアが目的なのか、抜け毛予防が目的なのかを分けて考えるのが賢明です。
ヘアトニックは化粧品と医薬部外品(薬用)のどちらかに分類される
ヘアトニックは、法律上は化粧品か医薬部外品のどちらかに分類される製品です。
医薬品医療機器等法では、化粧品を次のように定めています。
人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために…人体に対する作用が緩和なもの
引用元:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 第2条第3項 – e-Gov法令検索
一方の医薬部外品も人体への作用が緩和なものとされ、目的の一つに脱毛の防止や育毛が挙げられています。
医薬部外品の容器などには医薬部外品という文字が表示されるため、パッケージを見れば化粧品と区別できます。
薬用ヘアトニックと呼ばれる製品は、この医薬部外品として販売されているものと考えてよいでしょう。
購入前には表示を確かめ、区分に合った目的で使い分けることが大切です。
化粧品のヘアトニックは頭皮・毛髪をすこやかに保つための製品
化粧品のヘアトニックは、頭皮や毛髪をすこやかに保つことを目的とした製品です。
化粧品で表示できる頭皮と毛髪の効能は、通知で16項目が定められており、頭皮を清浄にする、うるおいを与える、フケやかゆみを抑えるといった内容が並びます。
(12)フケ,カユミを抑える.
引用元:化粧品の効能効果の範囲 – 大阪府
反対に、育毛や発毛、抜け毛予防、白髪の予防に当たる項目は化粧品の効能の範囲に含まれていません。
化粧品のヘアトニックを選ぶ場合は、髪を増やす製品ではなく頭皮の状態を整える製品として考えると、期待とのずれが小さくなります。
乾燥しやすい頭皮のうるおいケアや、フケとかゆみを抑える日々の手入れに向いた製品といえます。
医薬部外品のヘアトニックは有効成分を配合した育毛剤(養毛剤)の一種
医薬部外品のヘアトニックは、有効成分を配合した育毛剤、いわゆる養毛剤の一種に位置づけられます。
厚生労働省の資料では、育毛剤の定義が次のように示されています。
脱毛の防止及び育毛を目的とする外用剤
効能効果の範囲は、育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後や産後の脱毛、養毛の9項目です。
実例として、柳屋本店の柳屋 ヘアトニックは医薬部外品で、グリチルリチン酸ジカリウム、酢酸トコフェロール、メントールを有効成分として配合しています。
資生堂のアウスレーゼ トロッケン ヘアトニックも医薬部外品として販売されている製品です。
抜け毛予防を目的にヘアトニックを選ぶなら、医薬部外品の表示と有効成分の記載を確認するのが近道でしょう。
ヘアトニックの主な成分はエタノール(アルコール)でメントールによる清涼感が特徴
ヘアトニックの主な成分はエタノール、つまりアルコールで、メントールによるスーッとした清涼感が特徴です。
各メーカーの成分表示を見ると、資生堂のアウスレーゼ トロッケン ヘアトニックは有効成分の次にエタノールが、マンダムのルシード ヘアトニックは全成分の先頭にエタノールが記載されています。
現在は生産終了品となっているちふれのヘア トニックでは、清涼成分としてエタノール58.73パーセント、メントール0.50パーセントと配合量まで公開されていました。
代表的な成分と役割を以下に整理しました。
- エタノール:多くの製品で成分表示の先頭近くに書かれ、液体のベースになる成分
- メントール:冷たさを感じさせ、清涼感を生む成分
- 有効成分:医薬部外品の場合に表示され、グリチルリチン酸ジカリウムや酢酸トコフェロールなどが使われる
- 香料:柑橘系や微香性などの香りをつける成分で、無香料の製品もある
メントールが冷たく感じられる仕組みには、感覚神経にあるTRPM8というセンサーが関わっています。
TRPM8 はハッカ油の主成分であるメントールの受容体として同定された
アルコールの刺激が気になる人は、成分表示を確認してから選ぶと失敗を減らせます。
ヘアトニックと育毛剤・発毛剤の違いは分類と表示できる効能の範囲にある
ヘアトニックと育毛剤、発毛剤の違いは、法律上の分類と表示できる効能の範囲にあります。
化粧品のヘアトニックは育毛や抜け毛予防を表示できず、医薬部外品の育毛剤は育毛や脱毛の予防、発毛促進などを表示できます。
医薬部外品のヘアトニックは育毛剤の一種なので、名前が違っても同じ区分の製品と考えて差し支えありません。
発毛剤として知られるミノキシジル外用薬は医薬品で、医薬部外品とは別の区分に属します。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、育毛剤に使われる成分のうちアデノシンは男性型脱毛症で推奨度B、t-フラバノンやサイトプリンとペンタデカンは推奨度C1とされています。
副作用が軽微な点も考慮し,これらを含む育毛剤の外用療法を行ってもよいことにする.
製品名の呼び方ではなく、化粧品、医薬部外品、医薬品のどれにあたるかで比べるのが賢い選び方です。
発毛剤のミノキシジル外用薬は医薬品でヘアトニックには含まれない
ミノキシジル外用薬は発毛剤として扱われる医薬品で、ヘアトニックには含まれません。
日本皮膚科学会のガイドラインは、男性型脱毛症と女性型脱毛症の治療としてミノキシジル外用を強く勧めています。
ミノキシジル外用を行うよう強く勧める(男性型脱毛症:5%ミノキシジル,女性型脱毛症:1%ミノキシジル)
引用元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 – 日本皮膚科学会
医薬品である以上は副作用の報告もあり、かゆみや赤み、皮膚のはがれ、毛包炎、接触皮膚炎、顔の多毛などが挙げられています。
ミノキシジルの有害事象として,男女を通して瘙痒,紅斑,落屑,毛包炎,接触皮膚炎,顔面の多毛などが報告されている
引用元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 – 日本皮膚科学会
毎日の頭皮ケアとして使うヘアトニックとは位置づけが異なり、用法や注意事項を守って使う医薬品です。
発毛を目的にする場合は、ヘアトニック選びではなく医薬品による治療を検討する段階だと考えましょう。
ヘアトニックの効果は化粧品と医薬部外品で異なる!表示できる効能の範囲を解説
ヘアトニックの効果は、化粧品か医薬部外品かによって表示できる効能の範囲が異なります。
化粧品の効能は国の通知で決められた範囲内に限られ、医薬部外品の育毛剤には別の効能効果の範囲が定められています。
東京都健康安全研究センターの解説でも、医薬部外品で認められている効果は化粧品には認められていないと説明されています。
同じヘアトニックという名前でも、育毛や抜け毛予防の効能を表示できるのは医薬部外品だけです。
メーカーが表示する効能は、化粧品なら通知で決められた範囲、医薬部外品なら承認された範囲での表示であり、使った人すべてに同じ結果が出ることを示すものではありません。
効果を比べるときは、パッケージの区分表示を確認するところから始めるとよいでしょう。
化粧品のヘアトニックの効果はフケ・かゆみを抑えて頭皮をすこやかに保つこと
化粧品のヘアトニックに期待できるのは、フケやかゆみを抑え、頭皮をすこやかに保つといった範囲の効果です。
化粧品の効能の範囲には、フケやかゆみがとれる、フケやかゆみを抑える、頭皮や毛髪にうるおいを与えるといった項目が含まれています。
(11)フケ,カユミがとれる.
引用元:化粧品の効能効果の範囲 – 大阪府
実例として、マンダムのルシード ヘアトニックは頭皮の乾燥を防いでうるおいを与えるという特長を表示しています。
乾燥によるかさつきやかゆみが気になる人にとっては、日々の頭皮ケアに取り入れやすい製品群といえます。
ただし化粧品のヘアトニックに、髪を育てたり抜け毛を防いだりする効能はありません。
頭皮環境を整える目的で使い、抜け毛対策には別の手段を組み合わせる考え方が現実的です。
医薬部外品のヘアトニックは抜け毛予防や育毛などの効果を効能として表示できる
医薬部外品のヘアトニックは、抜け毛予防や育毛などを効能として表示できる点が特徴です。
厚生労働省の資料では、育毛剤の効能効果の範囲として次の項目が挙げられています。
育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛
引用元:試験問題の作成に関する手引き 別表4-1 医薬部外品の効能効果の範囲 – 厚生労働省
資生堂のアウスレーゼ トロッケン ヘアトニックはフケやかゆみ、抜け毛を防ぐ薬用ヘアトニックとして、柳屋 ヘアトニックは育毛、養毛、発毛促進、ふけ、かゆみ、薄毛、脱毛の予防を効能として表示しています。
もっとも、これらは承認された効能の表示であり、効果の感じ方には個人差がある点を理解しておく必要があります。
日本皮膚科学会のガイドラインでも、育毛剤に使われる成分の推奨度はC1程度が中心で、医薬品ほど強くは勧められていません。
抜け毛予防を目的に選ぶ場合は医薬部外品を選びつつ、進行した薄毛には医療機関での相談を併せて考えるのが賢明です。
柳屋・ルシード・アウスレーゼなどブランドごとの効果は区分と有効成分で確認する
柳屋やルシード、アウスレーゼといったブランドごとの効果は、区分と有効成分を確認すると比べやすくなります。
医薬部外品であれば有効成分が表示され、化粧品であれば全成分が表示されるため、パッケージや公式ページから違いを読み取れます。
メーカー公式ページで確認できる範囲で、主なヘアトニックの区分や有効成分、表示内容を比較した結果は以下のとおりです。
| 製品名 | メーカー | 区分 | 有効成分 | 主な表示 |
|---|---|---|---|---|
| 柳屋 ヘアトニック 中サイズ | 柳屋本店 | 医薬部外品 | グリチルリチン酸ジカリウム、酢酸トコフェロール、メントール | 育毛、養毛、発毛促進、ふけ、かゆみ、薄毛、脱毛の予防 |
| 柳屋 ヘアトニック 柑橘 | 柳屋本店 | 医薬部外品 | トコフェロール酢酸エステル、グリチルリチン酸ジカリウム、メントール | さわやかな柑橘の香り |
| 柳屋 ヘアトニック 無香料クールタイプ | 柳屋本店 | 医薬部外品 | 酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸ジカリウム、センブリエキス | 香りが気にならない無香料タイプ |
| アウスレーゼ トロッケン ヘアトニック | 資生堂 | 医薬部外品 | 酢酸DL-α-トコフェロール、グリチルリチン酸ジカリウム、ニコチン酸アミド | フケ、かゆみ、抜け毛を防ぐ、微香性 |
| ルシード ヘアトニック | マンダム | 公式ページに医薬部外品の表示がなく化粧品と考えられる | 表示なし | 頭皮の乾燥を防ぎうるおいを与える、無香料 |
ルシード ヘアトニックは公式ページに医薬部外品の表示がなく、成分が化粧品の表示名で記載されているため、化粧品の製品と考えられます。
抜け毛予防を重視するなら柳屋の3タイプやアウスレーゼ トロッケンのような医薬部外品を、乾燥対策と無香料を重視するならルシードを候補にすると、目的に合った1本を選べます。
ヘアトニックで白髪は防げる?化粧品・医薬部外品の効能に白髪の予防は含まれない
ヘアトニックで白髪を防げるとはいえず、化粧品と医薬部外品のどちらの効能の範囲にも白髪の予防は含まれていません。
化粧品で表示できる頭皮と毛髪の16項目にも、育毛剤の効能効果の9項目にも、白髪に関する項目は見当たらないためです。
白髪の仕組みについては研究が進められており、東京大学医科学研究所などのマウスを使った研究では、毛包の中にある色素幹細胞がなくなることで白髪が生じる仕組みが報告されました。
白髪は、毛包内の色素幹細胞およびその子孫細胞の枯渇によって生じる目に見える代表的な老化形質です。
この研究はマウスを使った基礎研究の段階で、ヘアトニックの使用と白髪の関係を示したものではありません。
白髪を目立たなくしたい女性や男性は、ヘアトニックに期待するのではなく、ヘアカラーなど別の製品を検討するほうが目的に合います。
ヘアトニックの効果がないと感じるときに医師へ相談する目安と頭皮の症状
ヘアトニックの効果がないと感じるときは、症状の種類に応じて医師へ相談する目安を知っておくことが大切です。
化粧品も医薬部外品も治療薬ではないため、病気が原因の脱毛や頭皮トラブルを治すことはできません。
薄毛が続く場合は男性型脱毛症や女性型脱毛症、フケやかゆみが続く場合は脂漏性皮膚炎といった病気が隠れている可能性があります。
頭皮に赤みやかゆみなどの異常が出たときも、メーカーは使用を中止して皮膚科医などに相談するよう案内しています。
円形に髪が抜ける場合は円形脱毛症という別の病気も考えられ、日本皮膚科学会は専用の診療ガイドラインを公開しています。
使い続けても悩みが変わらないときは、製品を替え続けるより皮膚科を受診して原因を確かめるほうが近道になるケースがあります。
薄毛・抜け毛が気になる男性はAGA(男性型脱毛症)の可能性も考える
薄毛や抜け毛が気になる男性は、ヘアトニックで対処できる範囲を超えた、AGAと呼ばれる男性型脱毛症の可能性も考えておきましょう。
男性型脱毛症は、髪の成長期が短くなることで前頭部や頭頂部の髪が細く短くなっていく脱毛症です。
日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約 30%と報告されている
引用元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 – 日本皮膚科学会
年代別では20代で約10パーセント、30代で20パーセント、40代で30パーセント、50代以降で40数パーセントと報告されており、年齢とともに増える傾向が読み取れます。
発症には遺伝と男性ホルモンが関与するとされ、ガイドラインでは医薬品による治療が推奨されています。
生え際や頭頂部の変化が気になり始めたら、ヘアトニック選びと並行して皮膚科などで相談してみる価値があります。
フケやかゆみが続く場合は脂漏性皮膚炎など皮膚の病気の可能性がある
フケやかゆみが続く場合は、脂漏性皮膚炎など皮膚の病気が原因になっている可能性があります。
脂漏性皮膚炎は、頭皮や顔など皮脂腺の多い部位に起こる慢性の炎症で、フケや脂っぽいかさぶた状の皮膚がはがれ落ちる症状が見られます。
マラセチアと呼ばれる真菌の仲間が発症に関わると考えられており、治療では抗真菌薬やステロイドの外用薬などが医師の判断で使われます。
化粧品のヘアトニックはフケやかゆみを抑える効能を表示できますが、病気そのものを治療する製品ではありません。
強いかゆみや赤みが広がる状態があれば、自己判断でケアを続けずに皮膚科を受診しましょう。
ヘアトニックの使い方!朝やドライヤー前などのタイミングと適量を解説
ヘアトニックの使い方は、頭皮につけてマッサージするという基本を押さえたうえで、タイミングと量をメーカーの表示に合わせることがポイントです。
行政がヘアトニックの使い方を示した資料はなく、各メーカーの使用方法が実質的な目安になります。
朝に使うか、風呂上がりやドライヤー前に使うかといったタイミングは、製品によって書き方が異なります。
使用量も多くの製品で適量とだけ表示され、具体的なmL数は示されていません。
ここからは、基本の手順、タイミング、量の目安、使うときの注意点の順に解説します。
製品の裏面にある使用方法を読み、その範囲で生活リズムに合わせることが失敗しない使い方といえるでしょう。
メンズヘアトニックの基本の使い方は適量を頭皮につけて指の腹でマッサージ
メンズヘアトニックの基本の使い方は、適量を頭皮につけ、指の腹でマッサージしながらなじませる方法です。
資生堂のアウスレーゼ トロッケン ヘアトニックは、適量を頭皮につけて指の腹でよくマッサージするよう案内しています。
柳屋本店の柳屋 ヘアトニックも、1日2〜3回、適量を頭皮にすりこみ、爪を立てないようにマッサージする使い方を表示しています。
基本の流れを以下にまとめました。
- 髪をかき分けて頭皮が見えるようにする
- 容器の口を頭皮に近づけ、適量をつける
- 指の腹で頭皮全体をもみこむようにマッサージする
爪を立てると頭皮を傷つけるおそれがあるため、指の腹でやさしく動かすことを意識してください。
髪ではなく頭皮に届けることを意識すると、ヘアトニック本来の使い方に近づけます。
ヘアトニックを使うタイミングは朝・風呂上がり・ドライヤー前のいつがよい?
ヘアトニックを使うタイミングに決まった正解はなく、朝、風呂上がり、ドライヤー前のいずれでも製品の使用方法に沿っていれば使えます。
柳屋本店は、洗髪後に使用する場合は水気をよく拭き取ってから使うよう表示しており、風呂上がりに使う際の目安になります。
資生堂の女性向け薬用育毛剤である薬用アデノゲン グレイシィは、朝晩など1日2回程度、洗髪後は水気をふきとってから、または乾いた清潔な頭皮に使うと案内しています。
一方で、資生堂のヘアトニックのページにはタイミングや回数の記載がなく、朝やドライヤー前が良いと示す学術的な根拠も見当たりません。
ヘアリキッドを風呂上がりに使う人もいますが、ヘアリキッドは整髪料なので、頭皮ケアのタイミングとは分けて考えるのが合理的です。
洗髪後に使う場合は柳屋本店の表示のとおり水気を拭き取ってから使い、それ以外のタイミングや回数は各製品の使用方法に従うことが基本といえます。
ヘアトニックの使い方で量の目安は?容器から出る量を加減して適量を守る
ヘアトニックの量に決まった数値はなく、容器から出る量を加減しながら製品が示す適量を守ることが基本です。
資生堂や柳屋本店の使用方法はいずれも適量という表示で、具体的なmL数は書かれていません。
資生堂のアウスレーゼ ヘアトニックNAでは、中味を出しやすい容器のため出る量を加減しながら使うよう案内されています。
参考までに、ヘアトニックではない薬用育毛剤のアデノゲン グレイシィでは、頭の半分で10プッシュ程度という目安が示されています。
液が額や目に垂れないよう、少量ずつ頭皮につけて広がり具合を見ながら足すのが無難です。
量の判断がつかない場合は、製品の表示を確認したうえでメーカーのお客様窓口に問い合わせるのも一つの方法でしょう。
ヘアトニックを使うときの注意点は目に入ったときの対応や火気・色落ち
ヘアトニックを使うときは、目に入ったときの対応、火気への注意、染めた髪の色落ちの3点を押さえておきましょう。
資生堂は使用上の注意として、目に入った場合の洗い流し、髪を染めている場合の色落ち、火気への注意を表示しています。
柳屋本店も、傷やはれもの、湿疹がある部位には使わないこと、高温や直射日光の当たる場所に置かないことを注意事項に挙げています。
主な注意点を以下に整理しました。
- 目に入ったときは、直ちに水かぬるま湯で洗い流す
- 傷やはれもの、湿疹がある部位には使わない
- 髪を染めていると色落ちすることがある
- 火気の近くで使わず、高温や直射日光の当たる場所に置かない
火気に注意が必要なのは、主成分のエタノールが蒸発しやすく、燃えやすい蒸気を出す性質を持つためです。
蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、火源があると引火するおそれがあります。
使用前に容器の注意書きを読み、たばこやコンロの近くで使わない習慣をつけることが事故を防ぐポイントになります。
ヘアトニックとヘアリキッドの違いは頭皮ケア用か整髪料かという使う目的
ヘアトニックとヘアリキッドの違いは、頭皮ケア用の製品か、髪型を整える整髪料かという使う目的にあります。
化粧品の効能の範囲では、整髪料の効能は髪型を整えて保持することとされ、頭皮を清浄にする、すこやかに保つといった頭皮の効能とは別の項目です。
(15)髪型を整え,保持する.
引用元:化粧品の効能効果の範囲 – 大阪府
資生堂の商品分類でも、ヘアトニックは男性用頭皮ケア、ヘアリキッドは整髪料に分けられています。
どちらも液体でエタノールを含む製品が多いものの、つける場所と目的が異なります。
違いを定めた行政の資料はないため、パッケージに書かれた用途と使用方法で見分けるのが確かな方法です。
ヘアリキッドとは髪型を整えて保持する液体の整髪料で、頭皮ケア用ではない
ヘアリキッドとは、髪型を整えて保持するための液体の整髪料で、頭皮ケアを目的とした製品ではありません。
資生堂はアウスレーゼ トロッケン ヘアリキッドを、ソフトなヘアスタイルに仕上がる液体整髪料と説明しています。
マンダムのルシード ヘアリキッドは髪型をキープし、洗髪で洗い流せる整髪料として紹介されており、ベタつかない仕上がりの無香料タイプとして用意されています。
メンズ向けのヘアリキッドおすすめを探す場合は、仕上がりの質感や香りの有無、洗い流しやすさを比べると好みの製品を見つけやすくなります。
頭皮の清涼感やフケ対策を求めるならヘアトニック、髪型を整えたいならヘアリキッドと、目的で選び分けるのが賢明な判断です。
ヘアリキッドとヘアトニックの使い方の違いと両方を使うときの順番
ヘアリキッドとヘアトニックの使い方の違いは、頭皮につけるか髪全体になじませるかという点にあります。
資生堂のヘアトニックは適量を頭皮につけて指の腹でマッサージするのに対し、同社のヘアリキッドは手のひらに適量とって髪全体になじませてから髪型を整える使い方です。
両方を使うときの順番について、行政の資料やメーカー公式ページで明示されたものは見当たりません。
明示した資料はありませんが、頭皮につけるヘアトニックを先に使い、なじませたあとで髪に整髪料をつければ、頭皮に整髪料が付きにくくなると考えられます。
製品ごとに使用方法が異なるため、組み合わせるときは各製品の使用方法を優先してください。
ここで挙げた順番は根拠資料にもとづくものではなく推測の一つにとどまる点も、頭に入れておくとよいでしょう。
ヘアトニックとヘアオイルの違いは?ヘアオイルやトリートメントと併用するポイント
ヘアトニックとヘアオイルの違いは、頭皮に使うか髪そのものに使うかという対象の違いにあります。
化粧品の効能の範囲を見ると、ヘアオイルのような毛髪用の製品は、毛髪につやを与える、毛髪の水分や油分を補い保つ、枝毛を防ぐといった髪の効能を表示します。
(13)毛髪の水分,油分を補い保つ.
引用元:化粧品の効能効果の範囲 – 大阪府
対するヘアトニックは、頭皮を清浄にする、すこやかに保つ、フケやかゆみを抑えるといった頭皮の効能が中心です。
ヘアオイルやトリートメントとの併用方法を示した行政の資料は見当たらないため、それぞれの製品の使用方法に従い、ヘアトニックは頭皮、ヘアオイルは毛先など髪へと、つける場所を分けることがポイントになります。
メンズでヘアオイルを使う人も、頭皮ケアと髪の保湿は役割の違う製品として組み合わせると目的がはっきりします。
ヘアトニックやヘアリキッドは若者にも合う?おっさん向けのイメージと選び方
ヘアトニックやヘアリキッドは、若者でもおっさん世代でも、年齢に関係なく目的に合えば使える製品です。
化粧品や医薬部外品の効能の範囲に年齢による区別はなく、製品選びの基準は区分と香り、使う目的にあります。
ヘアトニックに年配の男性向けというイメージを持つ人もいますが、年齢層とイメージの関係を示した資料は見当たりません。
若者向けの製品を探すなら、無香料や微香性など香りが控えめなタイプや、頭皮の乾燥対策を表示した化粧品のタイプを候補にする方法があります。
ヘアリキッドにも、ベタつかない自然な仕上がりをうたう無香料の製品が販売されています。
イメージではなく、頭皮ケアか整髪かという目的と、香りの好みで選ぶのが納得のいく選び方です。
ヘアトニックではげるって本当?メリット・デメリットと頭皮への刺激を解説
ヘアトニックではげるという話には、使用と脱毛の因果関係を示す資料が見当たらず、根拠のある情報とはいえません。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、男性に多い男性型脱毛症の発症要因について次のように説明しています。
男性型脱毛症の発症には遺伝と男性ホルモンが関与する
引用元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 – 日本皮膚科学会
一方で、ヘアトニックの主成分であるエタノールには皮膚への刺激や接触皮膚炎との関係が指摘されており、頭皮に合わない場合のトラブルには注意が必要です。
メリットとデメリットの両面を知っておけば、自分の頭皮に合うかどうかを判断しやすくなります。
根拠のない噂に振り回されず、頭皮の状態を見ながら使うことが大切です。
ヘアトニックではげるという話は本当?頭皮に合わないときに起こるトラブル
ヘアトニックの使用ではげることを示す資料は見当たりませんが、頭皮に合わないときに皮膚トラブルが起こる可能性はあります。
エタノールを皮膚に使うことについては、皮膚への刺激や接触皮膚炎との関連が報告されています。
Ethanol use is associated with skin irritation or contact dermatitis
引用元:Safety evaluation of topical applications of ethanol on the skin and inside the oral cavity – PubMed
接触皮膚炎には、物質が皮膚を直接傷つける刺激性のものと、アレルギー反応によるアレルギー性のものがあり、化粧品に含まれる香料や保存剤も原因になります。
メーカーは、頭皮に起こりうる異常として赤み、はれ、かゆみ、刺激、色抜け、黒ずみなどを挙げています。
異常を感じたまま使い続けると症状を悪化させることがあるため、早めに使用をやめることが重要です。
はげるかどうかを心配するよりも、頭皮に合っているかどうかを見極める視点を持つことが現実的な対処法です。
ヘアトニックのメリットは頭皮を清潔に保ち清涼感・爽快感を得られること
ヘアトニックのメリットは、頭皮を清潔に保ちながら、清涼感や爽快感を得られることです。
化粧品は頭皮や毛髪を清浄にする、すこやかに保つといった効能を表示でき、清涼感を与える、爽快にするといった使用感の表示も事実に反しない限り認められています。
使用感等を表示し、広告することは事実に反しない限り認められている
引用元:試験問題の作成に関する手引き(平成19年8月)別表4-4 化粧品の効能効果の範囲 – 厚生労働省
ヘアトニックの主なメリットを以下にまとめました。
- 頭皮を清浄にし、すこやかに保つケアができる
- メントールによるスーッとした清涼感が得られる
- 化粧品ならフケやかゆみを抑える、医薬部外品なら抜け毛予防などの効能を表示した製品を選べる
- 柑橘系や微香性、無香料など香りの選択肢がある
清涼感はメントールが冷たさを感じる受容体を働かせることによるもので、汗をかきやすい季節やスタイリング前の気分転換にも役立ちます。
毎日の頭皮ケアに爽快感を加えたい人にとって、取り入れる価値のある製品です。
ヘアトニックのデメリットはアルコールの刺激や乾燥を感じる場合があること
ヘアトニックのデメリットは、主成分のアルコールによって刺激や乾燥を感じる場合があることです。
資生堂やマンダムの製品を含め、多くのヘアトニックはエタノールを主成分としており、エタノールの外用は皮膚刺激や接触皮膚炎と関係があると指摘されています。
手指用のアルコール消毒剤を調べた先行研究では、皮膚のバリア機能や赤みに有意な変化はなかった一方、皮膚の水分量は有意に減ったという報告があります。
デメリットとして知っておきたい点を以下に整理しました。
- アルコールの刺激で、しみる感じやかゆみが出ることがある
- 頭皮が乾燥しやすいと感じる場合がある
- 香料や保存剤が肌に合わないことがある
- 火気に注意が必要で、保管場所にも気を配る必要がある
手指での研究結果であり頭皮で同じことが起こるとは限りませんが、乾燥しやすい人は使用頻度や製品の種類を見直すと負担を減らせます。
デメリットを理解したうえで、自分の頭皮の状態に合わせて量や回数を調整することが上手な付き合い方です。
赤みやかゆみなど頭皮に異常が出たら使用を中止して皮膚科に相談
赤みやかゆみなど頭皮に異常が出たら、ヘアトニックの使用を中止して皮膚科に相談しましょう。
メーカーは、赤み、はれ、かゆみ、刺激、色抜け、黒ずみなどの異常が出た場合に使用を中止し、皮膚科医などに相談するよう案内しています。
使用を続けると症状を悪化させることがあると注意書きに記載されている点も見逃せません。
かぶれが疑われる場合、皮膚科ではパッチテストで原因となる物質を調べることがあり、製品名や成分のメモ、可能であれば製品そのものを持参すると診断の助けになります。
接触皮膚炎の治療は原因となる物質に触れないことが基本です。
異常を感じたら自己判断で使い続けず、早めに皮膚科の診察を受けてください。
敏感肌の人はアルコールフリーや低刺激のヘアトニックを検討する
敏感肌の人は、アルコールフリーや低刺激をうたうヘアトニックを検討するのも一つの方法です。
エタノールは皮膚刺激や接触皮膚炎の原因になりうる成分で、香料や保存剤もアレルギー性接触皮膚炎の原因として挙げられています。
化粧品は配合したすべての成分を表示する決まりになっているため、成分表示から刺激になりそうな成分を確認できます。
原則として配合するすべての成分の名称を表示すること
例えばルシード ヘアトニックはエタノールを配合していますが、無香料で防腐剤フリーと表示しており、柳屋 ヘアトニックにも無香料クールタイプが用意されています。
ただし、アルコールフリーなら頭皮への刺激が少ないと示した研究は見当たらず、合うかどうかには個人差があります。
製品の表示を確認し、異常が出たら使用を中止できるよう少量から始めるのが賢明でしょう。
メンズにおすすめのヘアトニックは?ランキングより目的と区分で選ぶのがコツ
メンズにおすすめのヘアトニックを選ぶなら、ランキングの順位よりも、使う目的と化粧品か医薬部外品かという区分で選ぶのがコツです。
区分ごとに表示できる効能の範囲が決まっているため、目的と区分が合っていなければ期待した使い方ができません。
抜け毛予防や育毛を目的にするなら医薬部外品、頭皮の乾燥対策や清涼感が目的なら化粧品というように、方向性を決めると候補を絞れます。
ランキングや人気順位は集計方法がサイトごとに異なり、自分の頭皮に合うかどうかまでは教えてくれません。
容器に医薬部外品の表示があるかどうかは、店頭でも確認できる分かりやすい目印です。
目的、区分、成分、香りの順に確認していけば、自分に合う1本にたどり着きやすくなるでしょう。
抜け毛予防や育毛が目的のメンズには医薬部外品の薬用ヘアトニックがおすすめ
抜け毛予防や育毛を目的とするメンズには、医薬部外品の薬用ヘアトニックがおすすめです。
脱毛の予防や育毛を効能として表示できるのは医薬部外品の育毛剤であり、化粧品のヘアトニックにはこれらの効能は認められていません。
薬用ヘアトニックを選ぶ際は、パッケージの医薬部外品の表示と、有効成分の名前を確認しておくと比較しやすくなります。
ただし、男性型脱毛症の治療としてガイドラインが強く勧めているのは、フィナステリドやデュタステリドの内服、ミノキシジルの外用といった医薬品です。
薬用ヘアトニックは日々の頭皮ケアと抜け毛予防の位置づけで使い、薄毛が進んでいると感じる場合は医療機関での相談を検討しましょう。
アウスレーゼ トロッケン ヘアトニックはフケ・かゆみ・抜け毛を防ぐ医薬部外品
アウスレーゼ トロッケン ヘアトニックは、フケやかゆみ、抜け毛を防ぐ薬用ヘアトニックとして資生堂が販売している医薬部外品です。
資生堂の公式オンラインストアでは区分として医薬部外品と明記され、有効成分に酢酸DL-α-トコフェロール、グリチルリチン酸ジカリウム、ニコチン酸アミドの3種類が表示されています。
ほかの成分にはエタノールやl-メントール、香料などが含まれ、香りは甘さをおさえたジェントルグリーンの微香性です。
使用上の注意として、目に入ったときの対応や火気への注意、染めた髪の色落ちについても記載されています。
抜け毛予防を意識しつつ、香りを強く残したくないメンズにとって検討しやすい1本といえます。
頭皮の乾燥対策や清涼感を求めるメンズには化粧品のヘアトニックがおすすめ
頭皮の乾燥対策や清涼感を求めるメンズには、化粧品のヘアトニックがおすすめです。
化粧品は頭皮や毛髪にうるおいを与える、うるおいを保つといった効能を表示でき、乾燥が気になる頭皮のケアに向いています。
(5)頭皮,毛髪にうるおいを与える.
引用元:化粧品の効能効果の範囲 – 大阪府
清涼感も使用感として化粧品で表示できるため、スーッとした爽快感を楽しみたい人にも合います。
抜け毛予防を目的にしない場合は、医薬部外品にこだわらず、使用感や香り、成分表示を基準に選ぶと好みの製品を見つけやすくなります。
化粧品は全成分が表示されるため、肌に合わなかった成分を避けたい人にも選びやすい区分といえるでしょう。
ルシード ヘアトニックは無香料で頭皮の乾燥を防ぎうるおいを与える
ルシード ヘアトニックは、無香料で頭皮の乾燥を防ぎ、うるおいを与えることを特長としたマンダムの製品です。
公式ページには医薬部外品の表示や有効成分の表示がなく、成分が化粧品の表示名で記載されているため、化粧品に分類される製品と考えられます。
表示されている特長は、無香料だから髪に香りを残さないこと、頭皮の乾燥を防ぎうるおいを与えること、ジーンとした清涼感が持続することの3点です。
全成分はエタノール、水、メントールなどで、内容量は200mL、防腐剤フリーの表示もあります。
区分を正確に確かめたい場合は、パッケージの表示やメーカーへの問い合わせで確認できます。
香水やワックスの香りを邪魔したくない人や、乾燥が気になるメンズの頭皮ケアに取り入れやすい1本でしょう。
柳屋など市販のヘアトニックはドラッグストアで区分や内容量を比べて選ぶ
柳屋など市販のヘアトニックは、ドラッグストアで区分や内容量を見比べて選ぶと、目的と使用ペースに合う製品を見つけやすくなります。
医薬部外品の容器には医薬部外品と表示されるため、店頭でも区分を確認できます。
柳屋本店の公式サイトでは、柳屋 ヘアトニックの複数のタイプが医薬部外品として紹介されています。
柳屋本店とマンダムの主なヘアトニックの区分や内容量、特徴を比較した結果は以下のとおりです。
| 製品名 | 区分 | 内容量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 柳屋 ヘアトニック 中サイズ | 医薬部外品 | 240mL | 360mLの大サイズもある |
| 柳屋 ヘアトニック 柑橘 | 医薬部外品 | 240mL | さわやかな柑橘の香り |
| 柳屋 ヘアトニック 無香料クールタイプ | 医薬部外品 | 240mL | 無香料タイプ |
| ルシード ヘアトニック | 公式ページに医薬部外品の表示がなく化粧品と考えられる | 200mL | 無香料、防腐剤フリー |
抜け毛予防を重視して使用頻度が高い人は柳屋の大サイズを、香りで選びたい人は柳屋の柑橘や無香料クールタイプを、乾燥対策を重視する人はルシードを選ぶと、店頭で迷わず比較できます。
成分に敏感な人は化粧品の全成分表示や医薬部外品の有効成分をチェックする
成分に敏感な人は、化粧品なら全成分表示を、医薬部外品なら有効成分とその他の成分の記載を確認してから選びましょう。
化粧品では2001年4月から、原則として配合したすべての成分を表示する全成分表示が求められています。
医薬部外品では、資生堂のように有効成分に印を付けたり、柳屋本店のように有効成分とその他の成分を分けて記載したりする例が見られます。
チェックしておきたいポイントを以下にまとめました。
- エタノールなどアルコールが配合されているか
- メントールやカンフルなど清涼成分が含まれているか
- 香料が含まれているか、無香料の表示があるか
- 医薬部外品の場合は有効成分の名前と種類
過去に化粧品でかぶれた経験がある人は、原因となった成分をメモしておくと、次の製品選びで同じ成分を避けやすくなります。
成分表示を読む習慣をつけることが、頭皮トラブルを防ぐ第一歩です。
いい匂いのヘアトニックの選び方!メンズ・女性に人気の柑橘系や無香料など香りのタイプ
いい匂いのヘアトニックを選ぶときは、柑橘系、微香性、無香料といった香りのタイプから、好みと使う場面に合わせて選ぶのがポイントです。
化粧品の効能の範囲には、香りにより毛髪や頭皮の不快臭を抑えるという項目があり、香りもヘアトニックの役割の一つといえます。
メンズにも女性にも香りの好みは人それぞれで、人気の香りを示す行政の資料はないため、自分の好みを基準にすることが大切です。
香料はアレルギー性接触皮膚炎の原因の一つにも挙げられているため、肌が敏感な人は香りの強さにも気を配る必要があります。
香りを楽しみたい人は柑橘系、控えめにしたい人は微香性、他の香りと重ねたくない人は無香料と考えると選びやすくなります。
好みの香りを選べば、毎日の頭皮ケアを続けるモチベーションにもつながるでしょう。
メンズのいい匂いのヘアトニックを市販品から探すなら柑橘系(シトラス)も候補
メンズのいい匂いのヘアトニックを市販品から探すなら、柑橘系、いわゆるシトラス系の香りも有力な候補になります。
柳屋本店の柳屋 ヘアトニック 柑橘は、さわやかな柑橘の香りと表示された医薬部外品です。
有効成分にはトコフェロール酢酸エステル、グリチルリチン酸ジカリウム、メントールが配合されています。
爽快な使用感と香りの両方を楽しみたいメンズには、選択肢の一つになるでしょう。
購入前にパッケージの香りの説明を確認しておくと、イメージとの違いを防げます。
ヘアトニックがおじさん臭いと感じる人は微香性や無香料のタイプを選ぶ
ヘアトニックがおじさん臭いと感じる人は、香りが控えめな微香性や、香りのない無香料のタイプを選ぶとよいでしょう。
おじさん臭いと感じる原因を示した資料は見当たりませんが、香りの強さや種類の好みは人によって違います。
微香性の例としては、甘さをおさえたジェントルグリーンの微香性と表示しているアウスレーゼ トロッケン ヘアトニックがあります。
無香料の例には、マンダムのルシード ヘアトニックや、香りが気にならない無香料タイプとして紹介されている柳屋 ヘアトニック 無香料クールタイプが挙げられます。
香りが気になってヘアトニックを避けていた人も、香りの控えめな製品なら取り入れやすくなります。
香水やワックスと匂いを混ぜたくない人には無香料のヘアトニックが合う
香水やワックスと匂いを混ぜたくない人には、無香料のヘアトニックが合います。
マンダムはルシード ヘアトニックについて、無香料だから髪に香りを残さないと表示しています。
同社は無香料のヘアリキッドも販売しており、整髪料と頭皮ケアの両方で香りを抑えた組み合わせが可能です。
香水との香りの混ざりについての行政や学術的な資料は見当たらないものの、香料を含まない製品であれば他の香りと重なる要素を減らせると考えられます。
香水やワックスの香りを主役にしたい人は、ヘアトニックとヘアリキッドを無香料でそろえると、香りのバランスを整えやすいでしょう。
ヘアトニックとは女性も使える製品?市販やドラッグストアで選ぶポイント
ヘアトニックは男性向けのイメージがありますが、女性も使える製品です。
化粧品や医薬部外品の効能の範囲に性別による区別はなく、頭皮ケアの目的が合えば女性が選ぶことも可能です。
資生堂の薬用アデノゲン グレイシィのように、女性向けに開発された薬用育毛剤も販売されています。
市販品やドラッグストアで選ぶときは、男性向けの製品と同様に、区分と目的、香りを確認することが基本になります。
女性の頭皮の悩みに合わせて区分を選べば、ヘアトニックを日々のケアに取り入れやすくなるでしょう。
女性用のヘアトニックは資生堂やちふれなど市販品の区分と目的を確認して選ぶ
女性用のヘアトニックを市販品から選ぶときは、資生堂やちふれといったメーカーの製品について、区分と目的を確認することが大切です。
資生堂の薬用アデノゲン グレイシィは、女性向けに開発した発毛促進剤と表示された医薬部外品で、アデノシンなどを有効成分として配合しています。
ただし商品名はヘアトニックではなく薬用育毛剤で、有効成分のアデノシンは日本皮膚科学会のガイドラインで女性型脱毛症に対して推奨度C1とされています。
ちふれのヘア トニックは公式ページで生産終了と表示され、在庫がなくなり次第販売終了となる製品です。
成分はエタノールやメントール、センブリエキスなどで、公式ページに医薬部外品の表示や女性用という記載は見当たりません。
資生堂の女性用ヘアトニックという名前の製品も公式サイトでは確認できないため、商品名ではなく区分と表示されている効能で選ぶのが賢明です。
ドラッグストアで女性に人気のヘアトニックを探すときは医薬部外品の表示を見る
ドラッグストアで女性に人気のヘアトニックを探すときは、人気の有無よりも医薬部外品の表示を見ることがポイントです。
医薬部外品は容器などに医薬部外品と表示されるため、化粧品と見分けられます。
抜け毛予防などを目的にするなら医薬部外品、頭皮の乾燥対策やフケ、かゆみのケアが目的なら化粧品と、表示を見て目的に合う区分を選びましょう。
女性に人気の製品を示す客観的なデータは見当たらず、店頭の売れ筋やランキングは店舗や時期によって変わります。
製品の表示を確認し、香りや使用感の好みも合わせて比べることが、自分に合うヘアトニック選びにつながります。
女性の薄毛や抜け毛が気になる場合は皮膚科で女性型脱毛症の相談をする
女性の薄毛や抜け毛が気になる場合は、ヘアトニックだけで対処しようとせず、皮膚科で女性型脱毛症の相談をすることも検討しましょう。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、女性の薄毛のパターンについて次のように説明しています。
女性では男性と異なり,頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が薄くなるパターンとして観察される.
引用元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 – 日本皮膚科学会
女性型脱毛症は更年期に多く、男性ホルモンだけでは説明できない場合もあるため、ガイドラインでは女性型脱毛症という病名が使われています。
治療としては1パーセントのミノキシジル外用が推奨度Aとされており、医薬品による選択肢があります。
頭頂部の地肌が目立つなどの変化を感じたら、皮膚科を受診して原因を確かめることが、適切なケアを選ぶ手がかりになります。