オーソモレキュラー検査
当院では、血液検査をもとに栄養バランスを細かく分析し、不調の根本原因を探る「オーソモレキュラー検査」を行っています。
初診時に3,500円(問診代)を頂きます。
検査費用は、以下の通りです。
64項目:20,000円、82項目:35,000円
(検査前は8時間以上の絶食を推奨しています)
検査結果は約4〜5週間後にご説明します(検査当日に次回予約をお取りください)。
結果説明時には再診料1,100円がかかります。
※税込表示となっております。
64項目検査について
64項目検査は、栄養バランスや代謝状態を幅広く評価できる基本的な検査です。
ビタミン・ミネラル・たんぱく質・脂質・血糖・炎症など、身体の“栄養の現在地”を可視化します。
主に調べられる内容
- 肝機能:GOT、GPT、ALP、γ-GTP、LDH、ビリルビン、コリンエステラーゼなど
- 腎機能:BUN、クレアチニン、尿酸など
- 電解質・ミネラル:Na(ナトリウム)、K(カリウム)、Cl(クロール)、Ca(カルシウム)、Mg(マグネシウム)、P(無機リン)、Zn(亜鉛)、Cu(銅)など
- 脂質代謝:総コレステロール、LDL、HDL、中性脂肪
- 糖代謝:グルコース、インスリン、グリコアルブミン、1.5-アンヒドログルシトール
- 貧血・鉄代謝:ヘモグロビン、ヘマトクリット、フェリチン、血清鉄、不飽和鉄結合能
- 炎症・免疫:CRP(炎症反応)、白血球分類(好中球・リンパ球・単球など)
- 胃の状態:ペプシノーゲン、ピロリ菌抗体濃度
- ビタミン・ホルモン関連:25-OHビタミンD(ビタミンDの蓄積量を反映)
これらの検査から、疲労・冷え・肌荒れ・集中力低下・貧血傾向などの原因を栄養面から分析します。
64項目と82項目の違いについて
どちらの検査も、血液中の栄養素や代謝バランスをもとに体の状態を評価しますが、
82項目検査では、ホルモン・脂質・糖代謝・尿検査などが加わり、より深く原因を探ることができます。
82項目に追加される主な検査項目
- 遊離脂肪酸:脂肪燃焼やエネルギー代謝の指標。脂質代謝異常や疲れやすさの原因に関与します。
- ヘモグロビンA1c:過去1〜2か月の平均血糖値を示す項目で、糖代謝のバランスを把握できます。
- DHEA-S:副腎機能を反映するホルモンで、ストレス耐性や若さの維持に関係します。
- 甲状腺刺激ホルモン(TSH)・遊離T3・遊離T4:甲状腺の働きを評価し、代謝の低下やだるさの原因を確認します。
- ホモシステイン:動脈硬化リスクやビタミンB群不足の指標。
- 尿検査一式:(尿蛋白、尿糖、ウロビリノーゲン、ビリルビン、pH、比重、ケトン体、潜血反応、沈渣)
腎機能や糖代謝、炎症の有無などを総合的に評価します。
それぞれの検査がおすすめの方
▶ 64項目検査(基本タイプ)
- 疲れやすい、集中力が続かない
- 肌荒れや冷え、貧血が気になる
- 食生活を見直したい方
- サプリメントを適切に取り入れたい方
▶ 82項目検査(しっかり分析タイプ)
- 慢性的な疲労・ストレス・不眠がある
- ホルモンバランスや代謝の乱れを 詳しく知りたい
- ダイエットがうまくいかない
- 太りやすくなった
- 不妊・更年期・自律神経の不調を感じる方
検査結果をもとに、医師が栄養の過不足や代謝バランスを詳しくご説明し、
食事・生活習慣・サプリメントなどの改善方法を提案します。