胃カメラでわかる病気|AI内視鏡で見落としを減らす支援
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は、食道・胃・十二指腸を直接観察できる検査方法です。AIプラスクリニックたまプラーザでは、最新のAI内視鏡システムを導入し、従来よりも精度の高い診断支援を実現しています。早期発見・早期治療につながる胃カメラ検査で発見できる主な病気や検査の流れについてご説明します。
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胃カメラで見つかる代表的な病気
胃カメラ検査で発見できる主な病気をご紹介します。当院のAI内視鏡システムは、これらの病変を見つけるための診断支援を行います。
逆流性食道炎とバレット食道
胃酸が食道に逆流することで起こる炎症で、胸やけや呑酸(酸っぱいものが上がってくる感じ)などの症状が特徴です。長期間の逆流により、食道の粘膜が変化した状態を「バレット食道」と呼び、これは食道がんのリスク因子となります。
AI内視鏡のメリット:食道粘膜の微細な変化や発赤、びらんを高精細画像で捉え、診断をサポートします。特にバレット食道の範囲や特殊腸上皮化生の部位同定に役立ちます。詳しくは胸やけ・逆流性食道炎のページもご覧ください。
胃炎(急性・慢性)とピロリ菌関連疾患
胃の粘膜に起こる炎症で、急性(突発的)と慢性(持続的)があります。特に、ピロリ菌感染による慢性胃炎は胃がんのリスク因子として重要です。症状としては、胃痛、胃もたれ、吐き気などが見られます。
AI内視鏡のメリット:粘膜の発赤、びらん、萎縮の状態を詳細に観察し、ピロリ菌感染の可能性がある部位を診断支援します。ピロリ菌検査・除菌治療も当院で実施可能です。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜に傷ができ、くぼみ(潰瘍)を形成した状態です。強い腹痛、胸やけ、吐き気などの症状があり、重症化すると出血を起こすこともあります。ピロリ菌感染や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の服用が主な原因です。
AI内視鏡のメリット:潰瘍の形状、深さ、周囲の状態を高精度に観察し、良性・悪性の鑑別診断をサポートします。特に、出血の有無や血管露出の評価に有用です。
胃ポリープ・早期胃がん
胃ポリープは胃の粘膜から突出した隆起性病変で、多くは良性ですが、一部は悪性化する可能性があります。早期胃がんは粘膜内または粘膜下層までにとどまるがんで、適切な治療により高い治癒率が期待できます。
AI内視鏡のメリット:微小な病変も鮮明に観察し、異常部位の検出を支援します。色調や形状の微細な変化を捉え、早期胃がんの発見確率向上に寄与します。胃・大腸がん検診も当院で実施しています。
検査の流れと鎮静の選択肢
検査前の準備
胃カメラ検査を受ける前に必要な準備をご紹介します:
- 検査前日の夜9時以降は絶食(水分摂取は可)
 - 検査当日の朝は絶飲食(唾液を飲み込むのは問題ありません)
 - 服用中のお薬がある場合は事前にご相談ください
 - 保険証をお持ちください
 
詳しい準備については胃カメラ準備のページをご覧ください。
鎮静内視鏡の安全対策
当院では、希望される患者様には鎮静剤を使用した「眠っている間に終わる」胃カメラ検査を提供しています。鎮静内視鏡検査では、以下の安全対策を徹底しています:
- 血中酸素濃度・心拍数・血圧の常時モニタリング
 - 患者様の体格・年齢・既往歴に合わせた適切な鎮静剤量の調整
 - 検査中の担当スタッフによる継続的な状態観察
 - 検査後のリカバリールームでの回復状態確認
 
鎮静内視鏡をご希望の方は、鎮静内視鏡のページで詳細をご確認いただけます。
よくある質問(FAQ)
Q1: どのような症状があれば胃カメラを受けた方がよいですか?
以下のような症状がある場合は、胃カメラ検査をご検討ください:
- みぞおちの痛みや不快感が2週間以上続く
 - 食後の胃もたれが改善しない
 - 胸やけ・呑酸が頻繁に起こる
 - 原因不明の吐き気・嘔吐がある
 - 食欲不振・体重減少がある
 - 黒色便(タール便)が出た
 - 胃がん・食道がんの家族歴がある
 - 50歳以上で定期検診を受けていない
 
症状がなくても、40歳以上の方は定期的な検査をおすすめします。
Q2: 鎮静剤(眠る胃カメラ)は必ず必要ですか?
鎮静剤の使用は必須ではありません。当院では患者様のご希望に応じて、以下の選択肢をご用意しています:
- 鎮静あり(眠る胃カメラ):検査の苦痛や不安を感じたくない方、過去に辛い経験をされた方に適しています。検査後30-60分の休憩が必要で、当日の車の運転はできません。
 - 鎮静なし(通常の胃カメラ):検査時間が短く、検査直後から普段通りの活動が可能です。経鼻内視鏡(鼻からの挿入)も選択可能です。
 
初めての方や不安のある方には鎮静ありをおすすめしていますが、最終的には患者様のご希望を優先しています。
Q3: 検査の所要時間と食事再開のタイミングは?
検査時間:
- 実際の胃カメラ検査時間:5-10分程度
 - 鎮静あり:検査前準備から回復まで含めて60-90分程度
 - 鎮静なし:検査前準備から終了まで30分程度
 
食事再開:
- 鎮静なし:検査終了後、のどの麻酔が切れたら(1-2時間後)食事可能
 - 鎮静あり:意識がしっかり戻り、嚥下機能が回復したことを確認後(2-3時間後)食事可能
 
初日は消化の良い食事をおすすめします。詳しい流れは検査の流れと所要時間のページをご覧ください。
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受診・予約方法
AIプラスクリニックたまプラーザでAI内視鏡による胃カメラ検査をご希望の方は、以下の方法でご予約いただけます。
- Web予約:24時間受付 予約ページはこちら
 - お電話:045-909-0117(診療時間内)
 
※医師の診断により、検査の必要性や適応を判断いたします。症状や検査結果により、他の検査や専門医療機関へのご紹介が必要となる場合もあります。
※当コンテンツは医学的・科学的根拠に基づいて作成していますが、個人差があるため、検査や治療の効果を保証するものではありません。ご不明点は医師にご相談ください。